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パーオン率1位で初シード 母校のゴルフ部監督も務める阿部裕樹【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今季、ツアー初優勝を目指す阿部裕樹(撮影:佐々木啓)

2020−21シーズンのパーオン率1位に輝き、初シードを獲得した阿部裕樹(ひろき)が、きょう2月23日で33歳になった。現在はツアープロの傍ら、母校の佐野日大高校でゴルフ部監督を務めている。

阿部監督といえば、松山英樹の恩師を思い浮かべる人が多いのでは?【写真】

1989年生まれで栃木県出身。佐野日大高校から日本大学へと進み、大学2年時の「国体」で優勝。4年時には「日本アマ」を制し、日本一のアマチュアゴルファーとなった。同年、プロ転向を果たしたが、なかなかツアー出場の機会には恵まれず。20年の特別QTで6位に入って、昨シーズンは16試合に出場。21年の国内メジャー、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、最終日にパーオン率88.89%をマークし8位タイに入るなど、賞金ランキング62位で初のシード入りを果たした。シーズンを通してのパーオン率は72.81%で、木下稜介や金谷拓実といった上位選手を抑えて堂々の1位に輝いた。

バッグの中身も個性的だ。身長167センチ、体重66キロと小柄で飛ばすタイプではないが、「こぶし1個分ほどシャフトを伸ばした」という47.75インチの長尺ドライバーで、20ヤードの飛距離アップに成功。ウッド3本、ユーティリティ4本、アイアンは7番からという「女子プロみたいなセッティング」で、精度の高さを武器にツアーを戦った。

阿部は現在、母校のゴルフ部監督を務めている。学校近くのゴルフ部寮で家族、学生たちとひとつ屋根の下で生活。部員たちと練習や合宿を行いながら、ツアープロとしての道を目指してきた。「高校生なのでまだ難しいと思いますが、どうやってボギーを打たないかを3年間でしっかり教えたい。大学生やプロになって、『監督がこんなことを言っていたな』と、ちょっとでも思い出してもらえたら」。ドライビングディスタンス58位でも、パーキープ率6位のボギーが少ないゴルフで、シードを獲れることを高校生たちに実証。今季はプロゴルファー兼監督のツアー初優勝を見せたい。

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