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『賞金女王』は“名誉職”に、総額大幅アップ…気になるお金の話題は?【22年女子ツアー丸わかり】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

賞金女王決定の瞬間、稲見萌寧は涙を流し戴冠をよろこんだ…今年もこんな光景は見られる?(撮影:村上航)

3月3日から行われる「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける2022年の国内女子ツアー。だが、今年もこれまでとは大きく異なる点、注目すべきポイントが存在する。ということで「22年の女子ツアーで知っておきたいこと」を予習・復習しておこう。今回は『賞金女王』はどういう扱いになる?というお話。

目指すはパーオン80%超!賞金女王・稲見萌寧の“生命線”を連続写真で分析

国内女子ツアーにおいて、長年、秋の風物詩の一つになっているのが賞金女王の座をかけたし烈な争い。昨季も稲見萌寧、古江彩佳によるレースが最終戦まで繰り広げられた。そして、見事女王戴冠を果たした稲見が大粒の涙を流したシーンは記憶に新しいだろう。

しかし今年から、女子ツアーではシード付与などの基準としてポイント制の『メルセデス・ランキング』(以下MR)が採用される。つまり、今シーズンを終えた時点で賞金ランク50位以内に入っていても、MRが51位以下であればシード権を手に入れることはできない、というわけだ。「TOTOジャパンクラシック」などの出場資格付与も、同様にMRが指標となる。

これに伴い、今年からMRの年間1位には4年シードが付与されることも決定。一方、これまで3年シードが与えられてきた賞金女王だが、今年からはその“特典”もなくなる。

だからといって賞金女王の価値が無くなるということではなさそう。記録として表彰の対象にはなるため、ツアーの歴史にその名を刻む存在にはなる。“名誉職”の色合いが濃くなるが、やはり女王争いはこれからも大きな関心事になるはずだ。なによりも、選手にとって『いくら稼げるか』ということは未来永劫変わらないテーマといえる。

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