『プロV1/V1x』に並ぶプレミアムパフォーマンス。タイトリスト『AVX』、3月4日デビュー
タイトリスト『AVX』ゴルフボール(オープン価格、3月4日発売)
アクシネットジャパンインクから新商品発売の連絡が届いた。
「[タイトリスト]()のプレミアムパフォーマンスボールです。
進化した飛距離性能とグリーン周りでのスピンコントロール性能の向上に加え、さらにソフトな打感を追求して開発されました。[▶▶▶『プロV1』より超ソフトでやや低スピン。新『AVX』を試打してみた!【記者の目】]()
■ドライバーは【外剛内柔】の低スピン。最高到達点が遠く高い
前作『AVX』も超ソフトな打感と低スピン、ややドライバーで『プロV1』より低弾道が特徴だったが、どのようにして飛距離性能を増したのか。
「前作とコアの大きさは同じですが、外側にいくほど剛性が上がり、中は柔らかい性質に変えたため、外側の硬さで初速が増します。それでいて中は柔らかいため、外剛内柔で余分なバックスピンも減らせます。加えてAVXのための専用設計をした【348カテナリーディンプル】で最高到達点を遠く、やや高くすることができました。
他社と違い、タイトリストはボールそれぞれに専用設計のエアロダイナミクスを追求しています。例えば、『プロV1』に今回の『AVX』のディンプルを採用しても、最適弾道からロスが生じ、それは『プロV1x』でも同じこと。それぞれのボールに最適なピークフライトが変わるため、ディンプルデザインを最適化する必要があるのです」(同社)
■ウェッジは【外柔内剛】の高スピン。カバーの摩擦力アップ
では、グリーン周りのスピン性能をどう引き上げたのか。
「今回の『AVX』は、よりソフトな性質のサーモセット・ウレタンに素材を変更し、摩擦係数が高いカバーを採用しました。加えて、先程コアの外側の剛性を上げたと申し上げた通り、カバーが柔らかく、中のコアの外側が硬い【外柔内剛】の構造となります。
ヘッドスピードの遅いショートゲームでは、この外柔内剛構造と摩擦係数の高いカバーの影響によって、前作よりスピンをかけることができます。加えて、カバーの材質がソフトになったため、打球音が小さくて低く、よりソフトな打感というものを実感していただきやすくなりました」(同)
■『プロV1』基準で考えれば『AVX』を選ぶ人がわかる
では、前作から正常進化をはたした『AVX』は、改めて誰が選ぶべきなのか?
「スコアのための最高性能を備えたボールを我々は【プレミアムパフォーマンスボール】と呼びますが、そこに該当するのが『プロV1』『プロV1x』『AVX』の3つになります。そして、基準になる真ん中のボールが『プロV1』で、ここを軸に判断すると分かりやすいかと思います。
『プロV1』比較で、今回の『AVX』は全てのショットで低スピンかつ、よりソフトな打感、やや低弾道。反対に『プロV1x』の場合は、『プロV1』よりも全てのショットで高スピンかつ、よりしっかりとした打感、高弾道。『プロV1』を基準にして頂ければ、『AVX』を試すべき人が分かるかと思います」(同)
『プロV1』に不満を持つ人は少ないはずだが、昨今は飛び系アイアンユーザーが増え、スピン量が不足し「グリーンで止まらない」とよく耳にする。と同時に飛び系アイアンの弾く打感面でも、よりソフトなボールを求める声が多い。『プロV1/V1x』の他に、この『AVX』を必要とする人は、たしかに増えているはずだ。
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