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【プロキャディの知恵】上手い人はティイングエリアで『平ら』を探している | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

小学生たちにティアップの大切さを教える串田雅美キャディ(撮影:福田文平)

1月上旬に千葉国際カントリークラブ(PGM)で開催されたプロキャディによるジュニアレッスン会「ゴルフ脳強化キャンプ」。小山内護や谷原秀人、Y・E・ヤン(韓国)などのバッグを担いできたプロキャディ歴16年の串田雅美氏が、小学生たちのティアップを見て、アドバイスしたこととは?

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この日のレッスン会では、小学生の3、4年生が打つティマークの色はピンクで、女子中学生が打つ白のレギュラーティよりもだいぶ前に設定されていた。そのため、ピンクのティマークはティイングエリアではなく、フェアウェイ上にあった。ゴルフをしたことがある人には、プレーイング4(前進4打)のような場所と言ったほうがわかりやすいだろう。

無造作にティアップして、ドライバーを打とうとする小学生に、串田氏は待ったをかける。「そこはけっこう傾斜が強くないかい?」。フェアウェイなのでどこにティアップしても傾斜地にはなる。しかし、ティマークの間にはもっと打ちやすい比較的平らな場所はある。「上手い人はティアップする前に自分で構えながら平らな場所を探している。構えることで傾斜がわかる。必ず自分で打ちやすい場所を探してから、ティアップしてほしい」と小学生たちにアドバイスした。

フェアウェイだから傾斜があるのはしょうがないと思うかもしれないが、実は平らに見えるティイングエリアにも傾斜はある。串田氏は「けっこう左足上がりが多い」という。もちろんゴルフ場によって異なるが、水はけを良くするためにティイングエリアに傾斜をつけたり、ボールを右に行かせないために、あえて左足上がりにしたり、ツマ先上がりにするところもある。

「ティショットは良いところから打ちたいよね」と串田氏。あるがままのボールを打つのがゴルフのルールだが、ティショットだけは自分の好きなところにボールを置いて打てる。ティショットが安定しないと悩んでいる人は、「何も考えずに“ただ”ティアップ」をやめるだけでも効果がありそうだ。

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