やっぱり規格外!デシャンボーが2年連続で“飛ばしキング”に 歴代飛ばし屋を振り返る | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
デシャンボーが2年連続でキングの座についた(撮影:GettyImages)
2022年からクラブの長さが46インチ以内という規制が実施されたが、この男にとっては“どこ吹く風”かもしれない。20-21年シーズンの平均飛距離でブライソン・デシャンボー(米国)が323.7ヤードをマーク。19-20年シーズンに打ち立てた自身の記録(322.1ヤード)を1.6ヤード上回り、過去最高記録で2年連続の平均飛距離1位に輝いた。
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PGAツアーが平均飛距離の記録を始めたのは1980年のこと。初代1位の座についたのはダン・ポール(米国)で、274.3ヤードだった。ちなみに翌81年も280.1ヤードでトップを守った。デービス・ラブIII(米国)は286.7ヤードだった86年と、283.8ヤードだった94年に1位に。この頃は飛ばし屋と言われた。
91年から飛距離でツアーを席巻したのはジョン・デーリー(米国)。2002年までの間に1位に11度君臨し、97年には302ヤードで初の300ヤード超を記録した。2004年にハンク・キーニー(米国)が321.4ヤードをマーク。以降17年間に渡りこの距離が最高値となっていたが、20年にデシャンボーが新記録を樹立することになった。
こちらも“飛ばし屋”のバッバ・ワトソン(米国)は、2007年に319.6ヤードで1位になると、08、09年、さらに12、14年と5度キングの称号を得た。15年はダスティン・ジョンソン(米国)が戴冠。17、18年はローリー・マキロイ(北アイルランド)、19年はキャメロン・チャンプ(米国)が317.9ヤードで1位についた。
ちなみにタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン(ともに米国)の2人は、1度も飛距離で1位についたことはない。(文・武川玲子=米国在住)
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