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逆転の女王から逃げ切り女王へ 西村優菜の勝利パターンが増えた2週間【2020-21年・担当記者が見たベストバウト】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

大逆転を果たした9月、西村優菜の強さが際立った(撮影:米山聡明)

新型コロナウイルスの影響で、2020年と21年シーズン統合された国内男女ツアー。男子30試合、女子52試合が行われたロングシーズンの幕が閉じたが、そのなかで人々を興奮させる多くのドラマが生み出された。この1年半の間に現場で記者がその目でみた熱戦、“ベストバウト”をここで振り返る。

大人っぽい西村優菜のドレス姿【写真】

「最終日に伸ばせる選手になりたい」というのが、西村優菜が目標にしてきたこと。ツアー初優勝を挙げた昨年の「樋口久子 三菱電機レディス」では6打差、今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では3打差を逆転した。いずれも最終日にスコアを伸ばし、先頭集団を一気にまくった形だ。

そんな“ファイナルラウンドの女”がまたしても9月に大まくりを見せた。「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は2日目が台風接近のため土曜日の競技が中止。36ホールに短縮となった大会では、首位と5打差で最終日を迎えた。

追い上げは厳しいかと思われた前半で4つ伸ばし、上位陣の背中が見えると、「車のエンジンをかけるように、頭の中でギアを入れた」と後半は5つのバーディを奪った。「63」をマークして先にホールアウト。後続が伸ばしきれずに、西村の大逆転勝利が完成した。

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