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今季苦戦の前賞金女王が1位から“大幅ダウン” 師匠から「お叱り」うけた選手も…【記録&スタッツ振り返り】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

煮え切らなかったシーズンを象徴する数字になった(撮影:GettyImages)

新型コロナウイルスの影響により2020-21年と2年に渡る過去最長のシーズンとなった国内女子ツアー。そんなシーズンを記録とスタッツを見ながら振り返っていきたい。【ダブルボギー率】

ちょっと変わった?鈴木愛の2021年ドライバースイングを連続写真で分析

ダブルボギーかそれよりも悪いスコアになった率【(ダブルボギーかそれより悪いスコアとした総ホール数÷総ホール数)×100】で、1位になったのは賞金女王に輝いた稲見萌寧。2439ホール中ダブルボギー以上は9つとあって、やはり大ダメージを回避してきたことが今季の9勝という結果につながったことが見てとれる。

西郷真央、古江彩佳もそれぞれ5位、8位と上位につけ不要なスコアロスを防いでいることが分かる。またシード復帰を果たした36歳の藤田さいきも4位と上位に名を連ねた。

そのなかで気になったのが、2019年シーズンには0.5487%で1位に立った鈴木愛。この時は1458ホール中、ダブルボギー以上がわずか8つという好成績を残していた。しかし今季は1.6352%の61位に沈む結果に。平均パット数は今季も上位(パーオンホール4位、1Rあたり5位)につけながら、53位だったパーオン率、62位だったトータルドライビングなど軒並み数字を落としているショット面で苦戦。1勝こそ挙げたものの、なかなか優勝争いに食い込めなかったシーズンを象徴するような数字になった。

またシーズン終盤の「大王製紙エリエールレディス」を制した原英莉花も、1.5993%で59位でフィニッシュ。優勝後の会見で、この大会前に師匠のジャンボこと尾崎将司から『ダボが多い!』という「お叱り」を受けたことも明かしていたが、それが数字としても証明されてしまった形だ。

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