
その攻撃力はやはり出色 2人の“女王”に挟まれ原英莉花が自己最高位フィニッシュ【記録&スタッツ振り返り】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
攻撃力は折り紙付き 原英莉花が平均バーディ数トップ3に食い込んだ(撮影:佐々木啓)
新型コロナウイルスの影響により2020-21年と2年に渡る過去最長のシーズンとなった国内女子ツアー。そんなシーズンを記録とスタッツを見ながら振り返っていきたい。【平均バーディ数】
1ラウンド当たりに奪った平均バーディ数(イーグル、アルバトロスは含まない)は、やはりスコアに直結する部分ということもあり、今季好調だった選手が上位を占める結果になった。1位には賞金女王の座についた稲見萌寧(3.7343)、3位にメルセデス・ランキング1位に輝いた古江彩佳(3.5638)とまさに今季のツアーの顔がトップ3に入った。
そんな“女王”2人に挟まれる形で2位(3.5682)になったのが、昨年メジャー2冠を達成した原英莉花だ。今年は腰痛の影響もあり、11月の「大王製紙エリエールレディス」でようやく初勝利。その時には「苦しかった」と涙も流したが、その攻撃力は錆びついていなかったようだ。
「リゾートトラスト レディス」でツアー初優勝を挙げた19年シーズンは3.3853で12位。その年の試合数が36試合だったのに対し、統合された今季は44試合と分母も増えるなか大きく数字を伸ばした。ツアー本格参戦1年目の18年に記録した3.5857にはわずかに及ばなかったが、その時の順位は5位だっただけに最高位をたたき出したことになる。今季はドライビングディスタンスで257.26ヤードを記録し、念願のドラディス女王に輝いた。そういった攻撃面でのアドバンテージをしっかりとスコアにつなげられた。
稲見、原のほか、4位の勝みなみ、8位の西村優菜とトップ10のうち4人が今季のメジャータイトルを獲得。ここぞできっちりとバーディを奪える力が、結果に反映される形になった。
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