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強風だろうが変わらない 古江彩佳を支える確固たる自信と平常心 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 P・ルサン-ブシャール -32 2 アン・ナリン -27 3 A・ティティクル -23 4 C・ペイユン -18 5 イン・ルオニン -16 J・ジャクソン -16 L・ヨハンソン -16 古江彩佳 -16 C・ヘジン -16 10 D・ウェーバー -15 順位の続きを見る

風が吹いても変わらない これが古江彩佳の強さだ

風が吹いても変わらない これが古江彩佳の強さだ(撮影:ALBA)

<Qシリーズ(後半) 3日目◇11日◇ハイランドオークス(米アラバマ州)◇6677/6356ヤード・パー72)>

「変わらず自分のプレーを頑張りたい」。古江彩佳が必ず口にする言葉だ。東京五輪の出場がかかっていようが、賞金女王争いの真っ最中でも、いつも変わらない。そして、来季の米国女子ツアーフル参戦権を目指すなかでも、プレーぶりは何も変わらなかった。

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首位との差は大きく開きながらも、トータル8日間のうち6日間を終えて5位と高値安定のプレーを見せていた古江。7日目に入っても、その安定ぶりは健在どころか、より輝きを放った。

朝から強い風がコースを襲った。不規則に、ときにはトップとなるときも、古江の動きには変化なし。この日は終盤15番でカラー、16番でバンカーに入ったものの、これ以外はグリーンを外さなかった。15番ではそこから3打かかりボギーとしたが、16番では3メートルのパーパットを沈めた。

「ぼちぼちいい状態だと思います」とショット面は相変わらずの精度。「パターで苦しんだので、もうちょっと頑張れたが、順位が変わらずよかった」と、2バーディ・2ボギーのイーブンで回り、トータル16アンダー・5位で最終ラウンドへと向かう。

出だしからスコアは動かず、最初に動いたのが4番パー3。ここで3パットボギーを喫したが、淡々とホールをこなす動きに乱れはなかった。9番パー5では強いアゲンストの風に見舞われたが、しっかりと3打目をピンに寄せてバーディ。イーブンで折り返した。

すると12番でバーディ。一つ伸ばしたが、15番のボギーで振り出しに戻った。「72」のプレーでも、順位を落とさずに好位置で米ツアー出場権獲得に限りなく近づいた。そんな状況でも、「感覚は全然ないですね(笑)」と、先の琴は微塵も考えていない。

「一打一打、1ホール1ホールという感じです」とスタイルは崩さない。内心ではイライラもあると話した前日。この日も「今日もあります(笑)」とフラストレーションは認めるが、これを受入、目の前のやるべきことのみに集中する。

この日は多くの選手がスコアをキープするのがやっとというなか、ましてや緊張感も増すなかで平静のプレーを見せた。「風は嫌いではないので」と、サラッと言いのけるのも強さの一つ。アマチュアでツアー優勝を果たし、今季2度の2週連続を含む6勝など国内で見せた度胸満点の冷静ゴルフが信条の21歳。米国の地でも変わることなく、最後まで自分スタイルを貫く。(文・高桑均)

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