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「第二の人生の一歩」 小平智・古閑美保夫妻のこだわりの詰まったジュニア大会開催 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

この大会で活躍し世界へ!小平夫妻のジュニア大会への思いとは?(写真:大会提供)

「ツアーを退いて10年。ずっとやりたいと思っていて作戦を練っていました。実現することができてうれしいです」

すごく楽しそう【リコーカップ 大会ライブフォト】

古閑美保の第二の人生のスタートだ。夫・小平智と二人の名前を冠にした「小平智・古閑美保ジュニアカップ」の九州大会が23日、熊本県のくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースで行われた。九州在住の中高生を中心に62人が参加。高校男子の部は田崎春樹(沖学園高3年)が「70」、中学男子の部は長崎煌心(日章学園中1年)が「68」、中学高校女子の部は山中梨緒(佐賀龍谷高2年)が「71」で優勝。中学男子、高校男子はそれぞれ上位3名、中高女子上位6名が、来春に行われる関東選抜との対抗戦に古閑美保選抜として出場する。

今年8月、ミニツアーを開催する一般社団法人日本チャレンジゴルフツアー協会(JCG)のジュニア育成基金アンバサダーに就任した古閑。「私の人生を豊かにしてもらったゴルフ界への恩返しを含めて、ジュニア育成の活動に貢献したい」と夫婦で計画をしていたが、さっそく実現した形になる。

このジュニアカップは小平夫妻ならではのこだわりが多い。まず試合形式。古閑の出身地である熊本で九州大会、小平の出身地である東京近郊で関東大会を行い、その成績上位者で古閑美保選抜(九州選抜)と小平智選抜(関東選抜)を結成し、ストロークによる団体戦で競い合う。関東大会は2月頃、対抗戦は4〜5月開催を予定している。

最大のこだわりは、ステップアップだ。対抗戦でのストロークの成績優秀者には、「全米ジュニア」の予選会の出場権を付与する。「若いうちに世界の試合などいろいろな経験をすることが大切と智とよく話しています」。日本を代表するプロゴルファーの2人は、ナショナルチームの一員として若くして世界を経験し、自身のキャリアに生かしている。「世界を見られる環境を整えたいし、将来的にはプロツアーの出場権を得られる大会にしたいです」と、ジュニアカップを経由して、世界の舞台に立てるルートを作っている。

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