渋野日向子はロングシーズン振り返り「伸びしろがある」 来季米ツアー出場への課題とは… | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 原英莉花 -17 2 福田真未 -14 鈴木愛 -14 柏原明日架 -14 5 三ヶ島かな -13 6 高橋彩華 -12 7 岡山絵里 -11 木村彩子 -11 9 上田桃子 -10 西村優菜 -10 順位の続きを見る
バーディフィニッシュにこの表情(撮影:佐々木啓)
<大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇21日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>
長いシーズンを終えた渋野日向子が、2020-21年を振り返った。「伸びしろがある」と繰り返したが、そこには悔しさ、充実感、期待感と、さまざまな感情が混在する。
これで米に挑む!愛媛で撮影・渋野日向子のドライバーショット【連続写真】
「大王製紙エリエールレエディス」最終日は5バーディ・2ボギーの「68」で、トータル9アンダー・12位タイ。「内容的には途中まで安定していたけど、パットでもったいないことをしてしまった」と、終盤の3パット2回を悔やんだ。
同時に、ショットの完成度は満点ではないものの、ここまで取り組んできたスイング改造による変化は随所で見られ、好感触が増している場面も多くなってきた。それでも悔し半分。渋野流に総括すると、「今までの自分より良さはあったし、なかったものも持っていると思いますし、まだまだ成長できるものはたくさんある」。
この日は17番、18番で計測されたドライビングディスタンス賞で265.5ヤードをマーク。「いいスイングができると振り抜きが低くなるので、中弾道のボールが出る。いい感じになっていると思いたい」と、かなりの飛距離をマーク。縦距離を課題としていたアイアンについても、「イメージと距離が5ヤード位内にはなっている。いいときで2ヤード」と、振れ幅も狭まってきた実感はある。
それだけに、1メートル以内を2度外した3パットや、寄せきれなかったアプローチなどについてはまだまだ発展途上の意識が強い。100ヤード以内、小技への対応力のためにウェッジを4本入れるなど、スタイルをガラッと変えたこの1年。その最終戦を終えて、「大人のゴルフができているのかなと思う。要所要所ではよかったけど、伸びしろはまだある」と、前向きに捉えることができた。
これでひと区切り、12月2日から始まる冷気の米ツアー出場権をかけた予選会へと飛ぶ。「来年はアメリカでプレーできるように」。今季2勝を挙げた自信と、メジャーチャンピオンの誇りを持って、まもなくはじまるサバイバル戦で権利を獲得してみせる。
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