M・ウルフ、メンタルヘルスを乗り越え、「今年の2位はとてもハッピー!」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
M・ウルフを変えた心もちとは?(撮影:GettyImages)
昨年に続く大会2連続の2位に甘んじたマシュー・ウルフ(米国)、それでも「この結果にはとてもハッピーだ」と22歳は清々しい笑みをみせた。
首位のアダム・シェンク(米国)と1打差2位からスタート、しかし前を行くイム・ソンジェ(韓国)が爆発、あっという間にイムを追いかける立場になった。結果的にはサンデーバックナインで伸ばしきれず。13番パー5ではティショットがバンカーのフチに付く不運もありボギー、後半は勢いに乗れなかった。ショットのミスが続くと感情を露わにする場面もあったが終わったあとは「僕が優勝争いをしたらいつだって、誰かが素晴らしいプレーをする。ソンジェは信じられないほど素晴らしいプレーだった」と脱帽、落ち着いて話すと笑みもみせた。
昨年9月、ウイングドフットで開催された「全米オープン」で2位、その次戦に今大会に出場し再び2位に入った。
2019年にプロ転向しすぐさまツアー勝利を挙げた新鋭として注目を集めたが、「それが原因なのか、いつもどこか気持ちが落ち着かなかった」とメンタルヘルスの問題を告白。
今年4月の「マスターズ」ではスコア誤記で失格、約2ヶ月余りツアーを離れ、「全米プロゴルフ選手権」も欠場した。この間にウルフを変えたのはほんの少しの考え方。「一番は自分がハッピーで居ること。こんな素晴らしい人生なのだから、エンジョイしたい」と思えたことだという。
6月、「全米オープン」で復帰を果たしたが、成績は思ったように残せず、プレーオフ第1戦でシーズンを終えた。それでも今の自分には大きな自信を持っている。
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