• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • ゴルフの審判は自分自身 10秒差に泣いたロストボール、試合中のルール適用はどうしている? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ゴルフの審判は自分自身 10秒差に泣いたロストボール、試合中のルール適用はどうしている? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 永野竜太郎 -15 芦沢宗臣 -15 大岩龍一 -15 4 中島啓太 -14 河本力 -14 6 安本大祐 -13 7 矢野東 -12 小林伸太郎 -12 高柳直人 -12 木下稜介 -12 順位の続きを見る

河本力が巻き返しを誓う

河本力が巻き返しを誓う(撮影:佐々木啓)

パナソニックオープン 3日目◇25日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6967ヤード・パー72>

ゴルフは他のプロスポーツと異なり、『審判』と呼ばれる立場の者がいない。プレーをするのもルールを判断するのも自分自身とされているが、トーナメントでのルール遵守やペナルティー適用はどう判断されているのだろうか。

河本力の330ヤード級ドライブ【連続写真】

パナソニックオープン」2日目、上位につけていたアマチュアの河本力(日体大4年)をトラブルが見舞った。16番パー5で2打目を右のOB方向に打ち込み、暫定球も左の林へ。まず右方向を見に行ったがボールは見つからず、暫定球を探すために左の林へ移動。同伴競技者とボールを探し、発見したと同時に競技委員から捜索時間の3分を超えているとの判断が下った。

選手の“相談役”としてプレーの進行を助けるのが競技委員。とはいえ、すべてのホールに競技委員がいるわけではない。男子ツアーの場合は毎試合6人の競技委員がコースを見回り、なにかあればそのホールに駆けつけて対応している。今回の紛失球を捜索するとき、競技委員がいない場合は、ボールを探し始めてからの“3分間”は選手の自己判断となる。河本の場合は16番グリーンにたまたま競技委員が居合わせ、球を探し始めた段階で計測がスタート。ボールが見つかったと同時に「時間を10秒過ぎている」と裁定が下された。

競技委員の有無や時間の計測タイミングによって、この“10秒”にどうしても差が生じてしまうのがゴルフの難しいところ。しかし、ゴルフ規則の行動規範として『プレーヤーは規則違反をしたことを認め、自分自身の罰を適用するときには正直であることが期待される』と定められている以上、競技者としての潔さは求められる。

関連記事