部員はわずか2人　埼玉の“ダークホース”吉沢己咲が高校NO.1を狙う【高校ゴルフ選手権・個人男子】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

部員はわずか2人 本庄第一高の実力者がいざ高校ゴルフの頂点へ（撮影：福田文平）

＜ゴルフパートナーpresents 2021年度 全国高等学校ゴルフ選手権大会 男子個人の部 初日◇27日◇サンヒルズCCウェストC（栃木県）＞

各校上位3人のスコアを採用する団体戦とは異なり、個人戦はまさしく“個”の戦いだ。団体で出場が叶わずとも、全国津々浦々から才能あふれる高校生が個人の部に参戦している。埼玉県の本庄第一高2年・吉沢己咲（よしざわ・みさき）もその一人だ。

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そもそも、本庄第一高が団体戦で甲子園へ出場することは“ノーチャンス”だった。なぜなら、本庄第一高は吉沢を入れても2人しか在籍しておらず、もう一人は女子部員だ。その“相棒”は残念ながら予選で敗退し切符をつかめなかったが、吉沢は優秀な成績で本戦への出場権をつかんだ。

その吉沢いわく、今年は「全部微妙な感じ……」と目立った結果を出せていないというが、その実績は十分だ。2017年には「PGM世界ジュニアゴルフ選手権 日本代表選抜大会」で優勝。「日本ジュニアゴルフ選手権 12歳〜14歳の部」では、18年から連覇を飾るなど、数多くの勝利を挙げている。本人は謙遜するが、今年も出身地の「群馬県ジュニアゴルフ選手権」を制するなど、常に成績を残している実力者だ。

「午前中はけっこうパターが入ってくれました」と、前半で4バーディ・ノーボギーと抜群の滑り出し。しかし、「後半も同じように伸ばしたかったんですけど、それができなくて悔しいですね。暑さにやられた感じです」と、最高気温が34度にもなった酷暑の前に、後半はイーブンと伸ばし切れなかった。最終日も初日と同じかそれ以上の暑さが予想されるだけに、体温のコントロールには細心の注意を払って臨む。