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無情で素敵な「ゴルフ」とは、何ぞや!? 【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

6人のプレーオフを制したのは“プレーオフ全敗”のキスナーだった(撮影:GettyImages)

米ツアーのレギュラーシーズン最終戦、「ウインダム選手権」の最終日はショッキングな出来事の連続だった。

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初日から首位を守り続けていたのは32歳のラッセル・ヘンリー(米国)。すでに米ツアー通算3勝を挙げているものの、2017年以来、勝利から遠ざかっているヘンリーは、4年ぶりの復活優勝を渇望していた。

もちろん、そのための努力も重ねていた。一流コーチのジム・マクリーンにスイング指導を仰ぎ、ショートゲームは「マスターズ」覇者のラリー・マイズ(米国)に師事。さらにパッティング専門コーチの指導も受けるなど万全の体制で腕を磨いてきた。

「でも、一番モノを言うのはパットに対する自信だ」

そう考えたヘンリーは、毎朝、自分の携帯電話に「僕はパットの名手だ」というメッセージが自動的にポップアップするよう設定し、そのメッセージを眺めて「そうだ、そうだ」と頷いてからラウンドをスタートする仕掛けまで作り、そのかいあって、彼は今大会を初日から独走していた。

最終日に逃げ切ることができれば、米ツアーにおける今季初の完全優勝達成となる。ヘンリーが10番のバーディで2位との差を3打へ広げたときは、彼こそが勝者になると誰もが思ったことだろう。

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