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笹生優花がアイアンで大事にしている「スライド&ターン」は、“肩当てシャドー”で身につく | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

クラブを肩に当てるシャドースイングで、上体が開かないように腰を左にスライドさせて左に踏み込む(撮影:上山敬太)

史上最年少で「全米女子オープン」を制した笹生優花の武器は、パワフルなドライバーショットや勝負強いパッティングだけではない。切れ味鋭いアイアンショットも持ち味のひとつ。そんな笹生が表紙を飾った24日発売のゴルフ雑誌ALBAのなかで、アイアンショットのコツを「下半身リードでしっかり左足体重で打つこと」と明かしている。

切れ味抜群! 笹生優花のアイアンショット【連続写真】

「アイアンをダウンブローで打つためには、腰の『スライド&ターン』の動きが非常に大事です。上体がかぶってしまうと、上から打ち込めない」と笹生。ダウンブローに打とうとすると、右肩が前に出て両肩のラインがかぶってしまいがち。それではダメだと笹生はいうのだ。

笹生が行っている上体がかぶらないように下ろすためのドリルとは? 「私が考えたのは両肩にクラブを当てるシャドースイング。 両肩のラインを右に向けたまま目標方向へ腰をスライドさせるのです。この動きを繰り返すことで、上体を右に向けたまま左足で踏み込む動きが体感できます」。ククラブを握らないことで体の動きにフォーカスでき、笹生が大事にしている上体を残したまま『スライド&ターン』につながるのだ。

笹生がアイアンをダウンブローに打つためにやっている練習があと2つ。1つは両手をクロスする素振りだ。「左手でクラブを持ち、右手を左手の下から通して両手の甲を合わせて素振りをします。これで左手首の角度を保ちながら左足体重で打つ動きが体感できるので、アーリーリリースも修正できます」。アーリーリリースとは、ダウンスイングの早い段階で、手首の角度がほどけてしまう動き。ボールの手前にヘッドが落ちてしまうため、手首の角度がほどけてダフるアマチュアゴルファーは多い。

最後に教えてくれたのは、クラブを逆さに持って左手一本で素振りをする練習。「すくい打ちの原因となる力みを消すドリルです。ヘッド側を握ることによってクラブが軽くなるので、力みが消えると同時に左足への体重移動やダウンブローに振る動きが身につきます」。

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