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全米プロが“反面教師”? 全英オープン観客動員は75%の可能性 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

観客動員数について発表したR&Aのマーティン・スランバース会長(写真は2019年)(撮影:GettyImages)

7月15〜18日にイングランドのロイヤル・セントジョージズGCで開催される今年最後の男子メジャー、「全英オープン」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年大会は中止されたが、今年は観客を入れての開催が決まっている。観客動員について「例年の75%となる可能性もある。が、一方で状況に寄っては25%までに制限する必要もあるかもしれない」とR&Aのマーティン・スランバース会長が発表した。

ミケルソン優勝時には“カオス”な状況に…【写真】

観客動員数の決定は大会開幕の1カ月前で、「英国政府と保健局と相談をして決める」とし、18番グリーンには例年と同じように大きなグランドスタンドの建設も予定されているが、収容される人数はソーシャルディスタンスを取る必要に応じて制限がされる可能性もあるという。

「できるだけたくさんの観客を動員したいと思っているが、一方で全米プロゴルフ選手権のような“カオス”にはしたくない」とスランバー会長は慎重な対応を取る。

先週、米サウスカロライナ州キアワアイランドで開催された「全米プロ」最終日は、フィル・ミケルソン(米国)のメジャー最年長優勝で熱狂したファンが18番フェアウェイになだれ込む事態となった。「米国と英国では制限に大きな差がある。選手の安全が第一」とし、過去にセベ・バレステロス(スペイン)の優勝時など、全英オープンでは何度か見られた18番へのファンの入場を制限するとした。

全米プロ選手権を主催したPGA・オブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)のセス・ワーグ会長は大会終了の翌日、最終組のミケルソンとブルックス・ケプカ(米国)に対して謝罪。「ファンの熱狂は大変歓迎しているが、過激な熱狂でミケルソンとケプカ、二人のキャディーが危険を感じる事態になった。選手の安全が第一で警備が十分でなかったことを謝罪した」と発表した。

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