クラブへのこだわりは“あのレジェンド級”? 大里桃子、好調の要因をデビューから支える人はこう見た【ツアー担当に聞く】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
アイアンにもこだわりが詰まっています!(撮影:米山聡明)
<中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 事前情報◇20日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6486ヤード・パー72>
先週の「ほけんの窓口レディース」で3年ぶりの優勝を果たした大里桃子。「パナソニックオープンレディース」、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で連続2位となり、その翌週に2勝目を手にした。なかなか調子の上がらなかった春先からの急浮上。プロデビュー後から、大里をクラブ面で支える[大里桃子のセッティング ソールにも注目!]()
「ショットは、ここ数年で1番いい状態でした。あとはパッティングだった。それで苦しんでいる間に、ショットが崩れなければいいなと思っていました」。中原氏は、2勝目を挙げるまでの大里の印象についてこう話す。これについては本人も話していた部分だが、今年に入り「小学生でも入る」距離のパッティングも外してしまうという苦しい状況に陥っていた。
2021年初戦となった「ダイキンオーキッドレディス」からの5試合のうち4試合で予選落ち。「ショット練習場では素晴らしい」(中原氏)という状態ながら、結果がついてこない時間が続いた。この時は中原氏も「パターは入る時は入るし、入らないときは入らない。そのうち入るようになるよ」と励まし続けるしかなかったという。そしてこの期待に応えるように、パットが“入るように”なると成績も安定。一気に優勝争いに絡み始めた。
では、今の好調を支えるショット面は、これまでに比べどんな変化が生じているのか? 例えばブリヂストンの『TOUR B X』を使用するドライバーでは、スピン量が大きく改善したという。「大里プロは長身で手も長いため、調子が悪い時は上からクラブが入り、スピン量が3000rpmを超えることも多かった。振れているのに飛ばない。しかしこの入射角を改善したら、そのスピン量が平均2500rpm程度まで減りました。効率よく打てるようになった証拠です」。
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