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連続2位の大里桃子、3度目の正直V “ちょい長”36インチパターでイップス克服【勝者のギア】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

“ちょい長”パターが2勝目に貢献!(撮影:村上航、セッティング写真は代表撮影)

ほけんの窓口レディース 最終日◇16日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県) ◇6335ヤード、パー72>

ささきしょうこを3ホールに渡るプレーオフの末に下し、ツアー通算2勝目を挙げた大里桃子。「初優勝は勢いだった。でも、今回は苦労した分、実力がついて勝ち取ったものだと思う」。表彰式では、その苦労を思い出し目に涙を浮かべた。“苦労”の大部分はここ数年悩まされたパッティングのイップスが占めていた。

クロウとノーマル比較画像

21年序盤で予選落ちもあり「何か解決策を」とパターを33インチから36インチに4月の「ヤマハレディース」で替え、考え方も改めた。「あまり深く考えない。今までどうやったら入るか、どう打てば入るとか考えたけど、今は外してもいいというか全部入ると思っていない」。そして握り方は順手・順手クロウ・クロスハンドクロウの3パターンを「気分によって変える」スタイルに。

すると、一気に効果が出始めた。パターを替えて5試合目の「パナソニックオープンレディース」で優勝争いし、プレーオフで上田桃子に敗れたものの2位に。これで「自信がついた」と本来の強気を取り戻すと、翌週の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも2位タイ。

そして今週、18番のバーディパット、プレーオフのパーパット、バーディパットと“勝負どころ”という状況が何度も続いたが、「今までパターで悩んできたことを最大限に生かしたい。今は自信持って打てている。外すことは考えず、ここに打つという気持ちで打てて良かった」と立て続けに決めて、まさに3度目の正直となった。

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