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マスターズ開催コースのリドリー会長が会見 ジョージア州の新選挙法の影響は? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リドリー会長(左)は通常開催の意思を示した

海外メジャー「マスターズ」開幕を翌日に控えた7日、恒例となっているオーガスタナショナルGCのフレッド・リドリー会長が会見した。

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注目されていたのは、今年3月にコースがあるジョージア州で成立した新選挙法への対応。同法案は不在者投票の際に身分証明の厳格化や、投票のために列に並ぶ有権者への食事や水などを提供することを禁止したものとなっている。

共和党のケンプ知事が署名したが、「黒人らマイノリティを標的にしている」と黒人人権擁護団体の『ナショナル・ブラック・ジャスティス・コアリッション(NBJC)』が米PGAツアーとマスターズ委員会に会場の変更や、選手へのボイコットを呼びかけていた。プロスポーツ界ではMLB(メジャーリーグ)が7月に同州のアトランタで開催予定だったオールスターゲームの開催地変更を発表したばかりだ。

そんな状況のなかリドリー会長は、最初の声明で「民主主義の世界において、投票が公平になされる権利はとても重要な原則。いかなる人も投票する権利において不利な立場におかれるべきではない」という考えを示した。

「残念ながらこの新法は我々の仲間であるオーガスタの人々にも大きな影響がある」とも話す。前日に起工式を迎えたばかりで、1000万ドル(約11億円)をかけるボーイズ&カールズクラブ本部も兼ねたコミュニティーセンターをオーガスタナショナルGCが設立。「コミュニティーの人々とともに歩んでいくことが非常に大切」と続けた。そして「特定の法に意見を述べることはない。人々が民主主義の確立のために多くを話し合うべきだ」という立場を取り、通常開催の意思を示した。

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