契約フリーのダニエル・バーガー、10年前のテーラーメイド『TP MC』アイアンで4勝目
契約フリーのダニエル・バーガーが使い慣れた『TP MC』でPGAツアー4勝目!(撮影:GettyImages)
<AT&Tペブルビーチ・プロアマ 最終日◇14日◇ペブルビーチGL(7051ヤード・パー72)、スパイグラスヒルGC(7041ヤード・パー72)◇米カリフォルニア州>
米国男子ツアーの「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」最終日。首位と2打差から出たダニエル・バーガー(米国)が最終ホールでイーグルを奪い、7つスコアを伸ばしトータル18アンダーで勝利。ツアー4勝目を飾った。2週続けての首位で最終日スタートしたジョーダン・スピースは、トータル15アンダーの3位タイ。4年ぶりの勝利はならなかった。
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2019年まで[テーラーメイド]()の2011年発売の旧作『TP MC』アイアンを使用している。今大会のパーオン率も「77.78%」の3位タイと、正確なアイアンショットを放っていた。
『TP MC』はプロ入りした2014から2016年も使用しており、キャロウェイ契約だった2017〜2019年以外は、すべてこのアイアンを使用してきたバーガー。自由に選べる立場なのに、なぜ旧モデルなのか。アイアンショットのストローク貢献度を示すSG:APPROACH-THE-GREENの順位とパーオン率の推移を下記に抽出してみよう。
【SG:APPROACH-THE-GREEN順位/パーオン率】
2015年(22位/68.84%)テーラーメイドTP MC
2016年(22位/67.67%)テーラーメイドTP MC
2017年(13位/66.67%)キャロウェイMB-1
2018年(15位/66.89%)キャロウェイMB-1
2019年(109位/65.15%)キャロウェイX-FORGED
2020年(34位/66.93%)テーラーメイドTP MC
2021年(55位/70.93%)テーラーメイドTP MC
2019年を例に、『TP MC』以外だとパフォーマンスが下がることが見てとれ、今季もSG:APPROACH-THE-GREENの順位は55位だが、パーオン率を大台の70%台に乗せていた。『TP MC』は製造終了モデルだけに、新品の確保は難しいはず。今後この愛機に替わるものが見つかるのか心配になるほどの“信頼度”である。
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