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河本結はなぜスプリットハンドで練習する? 「ドライバーもハンドファーストが飛びます」【ゴルフの飛距離アップ】(No.166553) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

右手と左手を指3本分くらい空けてグリップし、肩から肩までハーフショットで打つ。手首の角度がほどけないので、ハンドファーストの形が作れる(写真:近澤幸司)

昨年から米国女子ツアーに本格参戦している河本結。コーチの目澤秀憲氏はその1年を振り返り、「飛距離は出たほうがいい」と感じている。かといって河本が飛ばないわけではない。2019年の国内女子ツアーのドライビングディスタンスでは247.69ヤードを記録し13位だった。ただ、飛ばし屋がひしめく米国女子ツアーでの昨年のスタッツは、249.59ヤードながら85位まで落ちる。フィジカル強化と同時に、強くボールを押せるスイングを目指す河本に、飛距離アップドリルを教えてもらった。

松山のコーチと松田のコーチが河本結のスイングを斬る!【連続写真】

河本がインパクトでイメージしているのは、手元が先行するハンドファーストの形だ。「私は地面から打つアイアンだけでなく、ティアップして打つドライバーもハンドファーストで打つべきだと思っています。そのほうが手元を低く保てるため、強いインパクトになるんです」。アイアンは“ハンドファースト”で、ドライバーはヘッドが先行する“ハンドレイト”がいい、というレッスンも存在するが、河本は右手をコネて手首の角度が早くほどけるのを嫌っているため、ハンドレイトのイメージはない。

実はボールをつかまえようとして手首をコネる動きは、飛ばない一般ゴルファーにも多く見られる。ボールを押せるインパクトゾーンが短いため、ボールが散らばるばかりか、当たっても飛距離が出ない。

一般ゴルファーでもできるハンドファーストを作る練習として河本が教えてくれたのが、右手と左手を離して握るスプリットハンド。「スプリットハンドでドライバーを打つ練習は私もよく行っています。普通に握るよりも両手首の形を固定できるため、右手でコネる動きがなくなるのです。肩から肩までのハーフショットで打ちましょう」。小さなスイングなのに、河本が打ったボールは200ヤード付近まで飛んでいく。効率的にインパクトできているのだろう。

続いて手元を低く下ろしていくコツは? 「ダウンスイングからインパクトにかけては、右ヒジを体につけたまま下ろしていきます。そのとき、右肩をタテに下げて体の回転でボールを押し込んでいきます。実際のスイングでもこのイメージでクラブを振れば、強い球が打てますよ」。実際にやってみると、振っている感はないのに、意外とボールが飛ぶ。いままで手を使いすぎていたのかも。ドライバーを振っているのに飛ばないという人は、スプリットハンドでボールを押す感覚を一度味わってもらいたい。

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