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ユーチューバー・有村智恵が『UD+2』開発者を直撃。「なぜ炎が出るくらいの初速が出るの?」

ユーチューバー・有村智恵が『UD+2』の開発者を直撃!

有村智恵がYoutubeチャンネルを更新。「教えて!開発の人」と題して契約する[インプレス]()UD+2』シリーズへの率直な疑問をぶつけている。

■20y飛んだ『UD+2』アイアンの秘密は?

『UD+2』アイアンをテストして「すごく飛んだし曲がらなかった」と語る有村。「感動だったんですが、なぜそんなクラブが作れるんですか?」と、同社開発の平井究氏に疑問をぶつける。平井氏は「スピードリブフェースというテクノロジーを搭載しています」と、図解しながら説明。

「スピードリブフェースというのは、フェース裏に5本のリブをタテに配置してるんですけど、今まではたわみを抑制せず、たわませるままだったんですね。コレを制御することで上向きにたわませることで、打ち出しの角度自体が高くなった。高く上がるし、初速が速い。だから飛びますし、高く速く飛ばすと地面に落ちていく角度が急激になりますよね。だから、キュキュッと止まるんですね」(平井氏)

有村は「なぜ、今までは難しかったんですか?」と鋭い指摘を繰り出す。平井氏は「あっ……、今まではフェースのたわみについてあまり研究がなされてなかったんです」と説明。「たわみをすごく調べてますから、どうやらたわみの仕方で損している部分があったと分かってきた」と加え、有村も納得していた。

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■なぜ『UD+2』ドライバーは初速が速い?

続いて、ドライバーにも質問を繰り出す有村。「ホントに打った瞬間、炎を出して飛ぶようなくらいのイメージが出るくらい初速が速かったと感じたんですけど、その辺はどう変わったんですか?」と、平井氏に問う。

「今回スピードボックスという格子状の構造がここ(フェース側の上下)に入っています。今までのテクノロジーだと、フェースがたわむ際に、ボディの後方もたわんで振動が残ってエネルギーロスしてるんです。スピードボックスでたわむべきボールに近いところはたわませるんだけど、ムダになってしまう部分はたわませないようにというテクノロジーなんですね」(平井氏)

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有村は「それは何をきっかけに思いついたんですか?」と問う。「私の趣味は折り紙で、構造物を設けると振動が伝わりづらい。例えば、トタン屋根ですね」と説明。「プレハブの屋根などのトタン屋根って、ヨコからの力には弱いけど、タテ方向の力には強い。この発想で生まれたんですが、重さは食わないのに、力だけは強くなってエネルギーが今まで以上に効率よく伝わるので初速が速くなります」と平井氏。

有村は、「折り紙が趣味とは……」と驚きつつも、「皆さんの発想から生まれることがたくさんあるんですね」と、納得していた。

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