• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 日本ツアーとなったTOTOジャパンクラシック どんなセッティングが施されたか【記者の目】(No.161249) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

日本ツアーとなったTOTOジャパンクラシック どんなセッティングが施されたか【記者の目】(No.161249) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

純和風のセッティングとなった今年のTOTOジャパンクラシック(撮影:鈴木祥)

例年日本で開催される米ツアー公式戦として開催されていた「TOTOジャパンクラシック」だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本ツアー単独開催となった。そのため、米ツアーを主戦場とする海外勢の参戦はなし。日本ツアーメンバーに加えて横峯さくら、畑岡奈紗、河本結といった“アメリカで戦う日本勢”のみが加わった。

暗闇まで続いた渋野日向子のパッティング練習【写真】

変わったのはメンバーだけではない。例年、今大会は米国のLPGAがコースセッティングを担当していたが、今年は日本女子プロゴルフ協会(以下JLPGA)が担当した。前回、太平洋クラブ美野里コースで開催されたときは、ティの位置が前後100ヤード近く動くホールがあり、ピン位置は右に左にと振られた。その結果、2016年大会はそのようなセッティングに慣れていない日本勢は苦戦。トップ10に入った日本勢は堀琴音(3位タイ)ただ一人ということもあった。

今年は戦前から、特に両ツアーを知る選手たちはその部分を警戒していた。鈴木愛は一番の違いについて、「かなり違ってくる」とピンポジションを挙げた。「アメリカツアーはピン位置が左右に振られていて難しいですが、いいショットをすればいいバーディパットが打てるのが多いと思います。日本の場合は結構厳しい傾斜で切ることが多かったり、予想をしていないところに切るのかなというのはあります」とコメントした。

同じく「いいショットにはご褒美がくる」と話すのが、今季から米ツアーを主戦場としている河本結。「USLPGAはティをものすごく動かす。いいショットを打った選手には必ずご褒美がくるセッティング。勇気をもって攻めたら、バーディがくる。セッティングもそうですが、そもそもコースも日本と違って、そういった感じだと思います。JLPGAは毎回再現性の高いショットを打っていくとスコアがでるというイメージ。」と比較する。

では、JLPGAはどのようなセッティングにしたのか。今大会の競技委員長を務めた小澤瑞穂氏は、「思うとおりにやっていいといわれましたので、日本的というかアメリカを意識せずにやりました」と意図を話す。

関連記事