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近いバンカーと遠いバンカー、どう打ち分ければいいの? 勝みなみに聞いてみた(No.160163) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

15ヤードのバンカーショットでは腰を落とし、30ヤードでは腰を上げる(撮影:福田文平)

ただでさえバンカーが苦手なのに、ピンまで30〜40ヤードと距離が遠くなると、もうどうやって打てばいいのかわからなくなる。15歳でのアマチュア優勝を含むツアー通算4勝を挙げている勝みなみは、「ピンまで30ヤードくらい打つ距離が遠いときは、スタンス幅を狭める」という。それで本当に飛ぶようになるの?

“15ヤード”と“30ヤード”のバンカーの違いを徹底比較【写真】

まずは15ヤードくらいの通常の距離の打ち方から聞いてみよう。バンカーショットというと、スタンスをオープンにしてフェースを開き、カットに振るというのがセオリーだ。勝の場合、フェースは開くがスタンスはオープンにしない。

「飛ばしたくないときは、スタンス幅を広げてヒザを曲げて腰を落とします。そうすると“どっしり”するので、体重移動があまりできません」。スタンスを広げると、体重移動が大きくなるイメージがあるが、極端にスタンスを広げて、ヒザを曲げて腰を落としてみるとわかる。下半身がロックされて体重移動はできない。

さらに、腰を落としてハンドダウンに構ええることで、右に向いたフェースが上に向くので、スタンスをオープンにしなくてもボールが目標に飛ぶというわけだ。「この構えにするとヨコに振れなくなるので、クラブを上から下ろすしかなくなります。バンカーだからといって上から打ち込もうとか考えなくてもいいのです。ボールを左に置いて、ヘッドの最下点より少し先にあれば、勝手にダフってくれます」。勝のバンカーショットは非常にシンプルなのだ。

さてここからが本題。ボールを飛ばしたくないときほど腰を落とすという勝だが、30〜40ヤード先までボールを飛ばしたいときはどうするのか。「逆にスタンス幅に狭めます。通常のバンカーショットよりはフェースを開きませんが、私はちょっとフェースを開いたほうが安心できる。そして少し腰を落とします」。フェースを開いた分、ハンドダウンにしてフェースを真っすぐ向けるのは、通常のバンカーのときと同じ。でもスタンスを狭めたらもっと飛ばなくなりそうだが。

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