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試合会場に足を運んでもらう作戦会議【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】(No.159530) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

昨年、大いに盛り上がった女子ツアー会場 その火を絶やさぬため、今がチャンス?(撮影:村上航)

どれだけプロのプレーを見てもらえるか。これは女子ツアーに限らず、どのツアーでも常に最優先事項にある考え方のはずだ。ゴルファーであれ、ノンゴルファーであれ、ファンを増やさなければツアーは成り立たない。

思わずうなるプロの技を多くの人に見てもらいたい【写真】

今回はゴルファーに限った話をしたい。コロナ禍で、ゴルフを楽しむ人がじわじわと増えている。他のレジャーを楽しみづらかった間、広い空間を少ない人数で使う感染リスクの低いゴルフを選ぶ人が多かったからだ。20代の若いゴルファーをコースで見かることも増えた。練習場は言うまでもない。若者だけでなく、ウイルス感染後のリスクがさほど高くない年齢層にも、ゴルフの良さは広がっている。

筆者の身の回りでも、そんな状況を肌で感じることがいくつか起きている。「1度はゴルフをやってみたいんだけど」と相談される。「1人で練習場に行ってみたいけど、クラブはどれを選べばいい?」とも聞かれる。「プロとプレーをしてみたい」という人だっている。2、3度コースに出た若者も「他にもやりたい友達がいるんだけど」と、友達を誘おうとしている。

ひとたびコースに出ればその美しさに感動し、ボールがしっかり当たった時の爽快感の虜になる。先輩ゴルファーのいじわるや知ったかぶりなどでイヤになることがなければ、こうしてゴルフに夢中になる人は多い。そして、こういう人たちのできるだけ多くにプロツアーの魅力を伝えることができれば、将来は安泰だ。どうすればいいのか。

例えば、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)には、ツアーだけでなくティーチング部門もある。そのレッスンに来た人たちを、1人1回限定でツアー競技に招待するというのはどうか。ビギナーはさらに優待するなど、とにかく試合会場に足を運んでもらうことができれば、楽しみ方がわかり習慣もできる。応援する選手ができればさらに盛り上がる。

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