ゴルフ5のツアー撤退で、来季はクラブ契約フリー女子が激増!?

クラブ契約フリーの申ジエ。実力者にとって、自由に好きなクラブを選べることは武器になるが…(撮影:佐々木啓)

クラブ契約フリーの申ジエの優勝で幕を閉じた「大王製紙エリエールレディス」。昨今、池田勇太宮里優作などの例もあり、クラブ契約フリー選手の活躍が目覚ましい。LPGAでは選手のクラブ、ボール、ウエア、シューズなどの契約情報を記載しており、それをまとめると、かなりの人数のクラブ契約フリーの選手がいることに驚く。来季のシードを獲得しそうな50人以内で賞金ランク上位から数えると、下記の主な選手がクラブ契約フリーと思われる(支給契約については不明)。

申ジエ(4位)、全美貞(9位)、比嘉真美子(10位)、成田美寿々(11位)、岡山絵里(26位)、藤田さいき(29位)、福田真未(31位)、フェービー・ヤオ(34位)、ささきしょうこ(37位)、葭葉ルミ(38位)、サイ ペイイン(40位)、大城さつき(44位)、下川めぐみ(48位)

ただし、LPGAのサイト登録は選手の自己申告なため、記載がなくとも[川満陽香理]()らが外れるからで、今季限りでゴルフ5がツアーへの用具提供を撤退することが大きい。このままいけば来季のシード選手では穴井と武尾を加えた約2/5がクラブ契約フリー選手となる公算だ。

匿名を条件にツアー関係者がこの動きについて語る。

「ゴルフ5さんの契約プロは今季6人ほどいましたから、そのプロたちがいろんなメーカーのクラブを来季に向けてテストすることになるでしょう。穴井プロも[テーラーメイド]()といったクラブ支給に寛容なメーカーの使用率が来季は増えるでしょう。ホンマさんもどうなるのかと噂が広がっています」(某社ツアーレップ)

「自由に選べるから、活躍するクラブ契約フリー選手がもてはやされるのも分かります。でも、厳しいことを言えば、下位の選手が契約フリーになれば活躍できると思われるのは心外です。やはり、我々ツアーレップがそれぞれの選手の好みや悩みなどを長い時間を経て把握してサポートし続けるからこそ、安定した成績を出せるというプロもいますから。契約フリー選手ばかり注目せずに、真面目にやっているメーカーのサービスについてもきちんと書いてください」(某社ツアーレップ)

ALBA.netでは、今季さまざまなクラブ契約フリー選手について報じてきたが、これまでには無かった“地クラブ女子たち”が増えている事実がある。この流れははたして来季も加速するのだろうか。

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