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崔虎星(チェ・ホソン)「球が曲がったらすぐ交換するよ」 グリップを一番重視する理由

右手の親指が痛々しいですが、「一番大事なのはグリップのバックライン!」とこだわっています(撮影:和田彭郎)

崔虎星(チェ・ホソン)のクラブへのこだわりとは? ついに5年ぶりのツアー2勝目をはたし、賞金ランク9位に入り、最終戦の出場権も得た。そんなホソンは今季、クラブに対する一番のこだわりを語っていた。

⇒【勝者のギア】変なスイングでも指先は超繊細!チェ・ホソン「先週グリップを開き気味に入れたのが良かった」

「ゴルフクラブで一番こだわる部分? そりゃ、グリップが一番大事。繊細にフェースコントロールするために、指の関節で握って、左手をしっかりさせたいです。だからボクはバックライン有りのハーフコードのこれ(ゴルフプライド『MCC ALIGN(マルチコンパウンド・アライン)』)ですね。

ウェッジは開いたりするから、バックライン無しにしているけれど、それ以外のドライバーからアイアンまでは基本全部バックライン有りがいいです。前は『MCC(マルチコンパウンド)』を使っていたんだけど、赤いバックライン(ALIGN)が入った方がグリップ力が強いし、フェース面の管理がしやすいんです。基本的に、球が少しでも曲がったら、毎週でもグリップ交換しますよ」(ホソン)

ちなみに、国内男子ツアーの中で、最もグリップを替える頻度が多いのは小田孔明。(ドライバーは毎試合交換、アイアンは3試合に一度交換)そこまでは行かないが、ホソンは球が曲がる、違和感があると一種のおまじない的な意味もあり、すぐに交換するスタンス。

ゴルフプライド『MCC ALIGN』には太めのミッドも用意されているが、ホソンのものはスタンダード(細め)。右手の親指は、20歳の頃のマグロ解体の際の事故で、ご覧の通り第一関節から先は爪がない状態。(腹肉を移植した)そんな痛々しい事故や25歳から独学で自身のゴルフを積み上げてきた苦労人だが、一番譲れない部分は「グリップのバックライン」とのことだった。

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