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原英莉花『テンセイCK Proオレンジ』へ移行も、師匠譲りのTOUR Gグリップは不変

女子プロの中では少数派。師匠譲りのハードな『J-SPEC』を3年間愛用中(撮影:村上航)

<ヨコハマタイヤ PRGRレディス 初日◇15日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6228ヤード・パー72>

2019年国内女子ツアー第2戦「PRGRレディス」の初日が終了。原英莉花はこの試合から師匠のジャンボ譲りのオリジナルのドライバーシャフトから、[⇒三菱ケミカル『テンセイCK Proオレンジ』ってどんなシャフト?]()

ドライバーシャフトは変わっても、慣れ親しんだ師匠譲りのグリップは変わることはない。原が高校時代の3年前から使用するのは、TOUR G『J-SPEC』。もちろん、師匠のジャンボ尾崎の好みが反映され、6年ほど愛用し続けるモデルだ。その師匠譲りの手元感覚について、TOUR Gの横内氏はこう語る。

「原プロは高校時代からジャンボ邸で練習しているのですが、ジャンボさん自ら監修したハーフコードの『J-SPEC』を気に入り、3年ほど使ってくれています。ほとんどの女子プロがソフトなグリップを好むので、度々原プロに“ハードなこのJ-SPECでも大丈夫ですか?”と聞くのですが、“コレがいい”と。

ジャンボさんは弊社のグリップを8年以上使用されています。当初は物凄く右手部分が硬いモデルでしたが、3年ほど色々と好みを伺う中で今の形に落ち着きました。『J-SPEC』のハーフコード部分は、ジャンボさんの左手の握る位置に合わせた長さなっているんですよ」(横内氏)

グリップに詳しい筒康博はこう言う。

「切り返しのタイミングが速い人は、基本的に手元部分の剛性が必要です。それは、シャフトの硬さ自体もそうなのですが、グリップも同じ傾向ですね。ジャンボさんは昔から強い握力と強烈な切り返しからシャフトの手元の硬さはもちろん、グリップのねじれや剛性も高くなければいけなかったプロです。

原英莉花プロも切り返しが速めで手元に負荷はかかります。今回換えた『テンセイCK Proオレンジ』は手元側の剛性が低いシャフトですが、『J-SPEC』のようなハードめなグリップを入れることで、指先感覚が変わらず振りやすさにつながるのでしょうね。グリップの硬度だけでもシャフトの振り心地はけっこう変わりますよ」

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