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その手があったか! 新発想ミゾの【スピンモンスター】キャロウェイ『JAWS』ウェッジ、9月20日デビュー

青い四つ目が光る【スピンモンスター】こと、キャロウェイ『JAWS』ウェッジ(23,000円+税、9月20日発売)

キャロウェイから新商品発売の連絡が届いた。

「大ヒットとなった『MACK DADDY 4』ウェッジの後継版に、キャロウェイは『JAWS』ウェッジというモデル名を冠しました。力強くボールを噛む、バックスピンがグリーンを噛む──。この名前は、性能に対する自信の表れに、他なりません。

一番の進化ポイントは、新たな形状の溝、37Vグルーブ。従来と考え方を180度変え、溝に緩やかな角度のデザインを採用したことで、フェース上の溝のエッジ部分は、規制の範囲内で最大限、鋭角なものとすることができました。これによりフルショットだけでなく、短い距離のアプローチでも、安定して大きなバックスピンを生み出します。

もちろん、キャロウェイ独自のマイクロフィーチャーも搭載。かつてなかったほどの“食いつく”能力を誇る、スピンモンスターとも呼べそうなウェッジの登場です」(同社広報)

■角度は緩やかでも、“角”がある方が止まる!

ご存知の通り、2010年のウェッジの溝規制により、“角溝”はラフとフェアウェイでの明確な差を付けるため、ルール違反となった。具体的には【溝の縁は0.010 インチ(0.254mm)以上、0.020 インチ(0.508mm)以下の有効半径を有する実質的な円形状でなければならない】との記載だ。(別添画像2枚め参照)

同社は、このルールを逆手にとった。つまり、溝の縁が0.508mmの円の枠を超すことなく、この円の範囲内で、尖った“角”を作る形で新しい溝の形状を作ったのだ。「今回の37Vグルーブは逆に、フェース上の溝のエッジを鋭くするために、溝の彫り方を鈍角にデザイン。これにより、フルショットはもちろん、短い距離のアプローチショットであっても安定して大きなスピンが入ることになり、距離のコントロール性も向上しました」(同)

■違いを生む、マイクロフィーチャーは健在

そもそも、前作『MD4』が大ヒットした理由とは、スコアラインの間にある凸状の「マイクロフィーチャー」でスピン性能が増したから。違いを生むこの構造は『JAWS』にも健在で、ただでさえ「マイクロフィーチャー」でかかるスピンに、新たな溝の縁の構造でさらにスピン性能が強化された形。

「『JAWS』にはキャロウェイのウェッジでおなじみとなったNEWマイクロフィーチャーを搭載しています。従来と発想を逆転させて、溝と溝の間をCNCミルドで凸状にすることにより、摩擦係数を向上。新しい37Vグルーブとともに、アプローチショットにおいて
安定して、かつてないほどのスピンを生み出します」(同)

同社のテスト結果によれば、ヘッドスピードをさして上げられない40ヤード前後の短い距離のアプローチでも、約1000rpmほど前作よりスピンが増えると言う。(乾いたフェアウェイからのショット時)【スピンモンスター】こと『JAWS』ウェッジの価格は23,000円+税。特に速く、固いグリーンでプレーする機会の多いゴルファーには朗報と言えるだろう。

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