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ロフト5.5度でも弾道頂点50m超。同組の松山も驚く、デシャンボーの進化

弾道頂点が高い!(青がデシャンボー、黄が松山、赤がリード)松山英樹も「すごいなと思いながら見ていました」(撮影:GettyImages)

ロケット・モーゲージ・クラシック 初日◇2日◇デトロイトGC(米ミシガン州)◇7340ヤード・パー72>

松山英樹が出場する「ロケット・モーゲージ・クラシック」の初日。同組のブライソン・デシャンボーが肉体改造による飛距離アップで「すごいなと思いながら見ていました」と、松山を驚かせた。この日の計測ホールの平均飛距離358.5ヤードはもちろんフィールド1位で、ドライバーを握ったホールでの飛距離は松山と比較すると下記のようになる。

※ 松山/デシャンボー(ヤード)
1H:308/345、3H:305/348、4H:304/344、7H:312/341、10H:312/317、12H:291/330、13H:/354、14H:340/376、16H:303/336、17H:304/377、18H:321/325

中でも際立っていたのが、14番、555ヤードのロングホール。フィニッシュが崩れ気味な豪快な振りを見せたデシャンボー。ヘッドスピードは137マイル/時(61.2m/s)と掲示され、ボールスピード197マイル(88m/s)、スマッシュファクター1.44、スピン量2906rpmでキャリー343ヤードを記録。転がって止まった地点は376ヤードで、残り195ヤードから2打でカップに沈め、イーグルを奪った。

複数報道がある通り、コブラ『KING SPEEDZONE』ドライバーのロフトを5.5°に減らしたデシャンボーだが、元々の高弾道が肉体改造でさらに高くなったのか。昨年のAPEX HEIGHT(弾道頂点の高さ)の平均135.1フィート(約41.2m)はツアー2位(1位はミケルソンの42.7m)だったが、この14番のショットは162フィート(約49.4m)を記録。

PGAツアーのTOUR Cast 3Dで同組の2人(松山、P・リード)と比較しても、弾道の高さやキャリー増が際立っていた。ちなみに、初日の各ショットの弾道頂点は下記。ご覧の通り、頂点の高さ60mを越すどでかい球を放っていた。

1H:51.5m、3H:47.3m、4H:42.7m、7H:33.5m(フック気味)、10H:55.2m(少し吹かす)12H:44.5m、13H:60.4m、16H:46.6m(左)、17H:46.6m(左)、18H:52.7m

そして、強振してもゲームが崩れないのがこの男の強み。この日も4ボギーを叩きながら、圧倒的な攻撃力と安定したパットで8バーディ、1イーグルを奪取。ツアー再開後のここ3試合ともトップ10に入るものの、優勝を逃しているデシャンボー。広くて振れるフィールド、地面がソフトな日ほど肉体改造のメリットが如実に出る!?

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