【記者会見】北海道・鈴木裕太郎「立川はうまく、つかまえ切れなかった」

9月24日、Fリーグディビジョン1の第15節、立川アスレティックFCvsエスポラーダ北海道が町田市立総合体育館で行われ、北海道が2-7で敗れた。

わずか40秒で水上玄太のゴールで先制した北海道だが、その後、4分、8分の失点で逆転を許すと第1ピリオドのうちに1-4とリードを許す展開に。第2ピリオドも25分までに2失点して1-6と引き離される。31分に本郷輝が決めて1点を返したものの、残り40秒でもう1失点。終盤は室田祐希をゴレイロと交代してパワープレーで立ち向かったが、追いすがることができないまま試合は終了。直近の3試合で2勝1分と調子を上げていたなか、アウェイで手痛い大敗を喫してしまった。

試合後、嵯峨祐太監督とキャプテン・鈴木裕太郎が記者会見に出席した。

どんな相手でもやり切る強さが足りなかった

●エスポラーダ北海道|嵯峨祐太監督

──今日の試合を振り返って。

第1ピリオドに少し差をつけられてしまいました。会場まで見に来てくださったお客さんも、うーんと思うようなゲームになってしまいました。簡単な失点、戦えなかった失点というか。それがいくつかありました。そこはとても悔しく感じています。選手の問題ではなく、練習をしている自分の問題です。

どれだけ意識させて、大事なことだと思わせられるかなので、全ては自分の責任。ここまで(3試合は)いいゲームができたなかで、ここで敗戦。これが現実です。

全然、甘いなと感じているので、もう一度、チームで自分たちがどういう舞台で戦っているのか、なにが大切かを確認して練習から取り組んでいきたいと思います。

──8月12日のすみだ戦(●3-5)の後に、今までやってきたことを続けていけば順位にもつながると話していました。その後の町田、浦安、大阪戦と3試合負けなかった。一週間空いたタイミングでなにか取り組みをしたのか。また、今日は点差がついたなかで、具体的に出せなかった部分は?

チームで徹底しているのが、フットボールの本質です。取ったらすぐにゴールに向かう、取られたら奪い返す。攻守の切り替えを徹底しています。年度始めの4月からやっていましたが、途中、別のテーマにしていました。そこをもう一度、最初に戻ってやり直そうと、確認してきました。

それと、きちんとした守備ができないと、戦えません。特にうちは、失点するとそのままボロボロいくので、第1ピリオドに失点するとだいたい苦しいゲームになります。なので第1ピリオドはきちんと守備をして、引き分けか勝った状態でいきたいな、と。

守備を徹底してきて、結果がついてきたのがこの3試合。今日は守備の部分の緩さがありました。見てもわかるとおり、単純なマークのずれや、ついていけない部分があると苦しくなってしまう。どんな相手でもやり切る強さ。そこが今日は足りなかったと感じています。

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少しでも上の順位に行けるように

●エスポラーダ北海道|鈴木裕太郎

──今日の試合を振り返って。

点差のとおり、終始押される試合で、悔しいに尽きます。試合の流れや状況など、選手がどうやって判断するかを、まだまだ自分たちでできていません。それは練習からやるしかありません。リーグ戦は残り半分もないですけど、少しでも上の順位にいけるようにしたいです。

──3試合負けなしの試合と比べて、ピッチ上ではどうだったか。

一つ言えるのは、今日の立川はすごくうまくて、つかまえ切れなかったということです。そのなかでもディフェンスでついていかないといけないのですが、いったもののうまくハメられず、間やスペースを使われ、それを1試合とおしてやられました。ここまでの3試合とは違うやり方の相手で、やりづづらかった。1試合をとおしてうまくつかまえられなかったなと思います。

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