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遠藤航(写真:ロイター/アフロ)

三笘薫、冨安健洋、遠藤航、プレミアリーグでプレーするために必要な絶対条件とは

遠藤航(写真:ロイター/アフロ)
9月24日、プレミアリーグ第6節の「アーセナル対トッテナム」「ブライトン対ボーンマス」「リヴァプール対ウェストハム」がいずれも22時(日本時間)キックオフ予定となっている。

日本代表の三笘薫、冨安健洋、遠藤航の出場が期待される。

果たして日本サッカーが誇る3人のスターはプレミアリーグでインパクトを残せるのか注目だ。

労働許可証基準が緩和されても日本人選手はそれほど増えていない

以前は労働許可証の発行の難易度が高かったプレミアリーグだが、現在では一部緩和されている。

クラブごとに枠に違いがあるが、最大で4枠の「資格外選手枠」が与えられているのだ。

さらに労働許可証を得るには統括団体の推薦が必要で、定められた6つの項目で15ポイントを超えていなければならないが、Jリーグでプレーすることで得られるポイントなども今季より倍になっている(所属2→4、優勝1→2、出場時間によって得られるポイントも増加)

しかし、こうした緩和がされているにもかかわらず、日本人選手はあまり増えていないのが現状だ。

世界最高と称されるプレミアリーグでプレーするために必要な絶対条件

今季は三笘薫、冨安健洋、遠藤航の3人がプレミアリーグでプレーしているが、彼らを見ればプレミアリーグでプレーする条件が見えてくるはずだ。

圧倒的なテクニックでもなく、監督の求めるプレーを遂行できる戦術理解度でもなく、「身体能力」だ。

プレミアリーグは、欧州のどのリーグよりも激しい試合が多い。

ゴール前の攻防が多く、それゆえに攻守の切り替えがとてつもなく早い。

そして選手同士が激しくぶつかり合うシーンも非常に多い。

遠藤航は体が強く、ブンデスのデュエル王になるほどの「対人の強さ」を持っている。

まだ攻守の切り替えの早さに付いていけていないこともあるが、おそらく時間の経過と共に慣れてくるはずだ。

冨安健洋については細かな説明は不要だろう。

日本人としては規格外ともいえる身体能力であるため、プレミアリーグでも十分にプレー可能だ。

そして三笘薫。

三笘は体の強さ自体はそれほどなく、筋力をつけた現在でもプレミアでは吹き飛ばされるシーンも多々見受けられる。

しかし、圧倒的なスプリント能力と90分最後まで走り続けられる持久力を兼ね備えている。

このように、一定以上の身体能力があるというのがプレミアリーグでプレーする条件の1つであると考えられるのだ。

残念ながら日本人選手でこの条件をクリアできるのはほんの一握りであるといえるだろう。

現在の日本代表でいえば、伊東純也や上田綺世、板倉滉、菅原由勢などがクリアしていると判断できる。

今後4人目、5人目と続々日本人選手が増えていくことを期待しよう。

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