すみだの岡村康平がチームを卒業。「フウガでフットサル選手として活動ができて幸せでした」

11日、フウガドールすみだは岡村康平がチームを卒業することを発表した。

“THE ROCK 岡村船長”が、新たな船出

岡村康平は、1987年生まれの35歳。大学時代にフットサル選手としての経歴をスタートし、湘南ベルマーレの下部組織であるP.S.T.C.LONDRINAに加入。2013年にトップ昇格を果たした。

いつも明るくムードメーカーとしてチームを盛り上げ、チームメイトやファン・サポーターに愛された岡村だが、下積み時代も長く、苦節の時間を多く過ごした選手の一人でもある。

下部組織からトップ昇格を果たし、決意をもって挑んだ26歳のシーズンはリーグ戦での出場数は0。一度はトップチームの選手としての登録を抹消し、LONGRINAに戻った岡村がＦリーグデビューを果たしたのは、翌シーズンの11月のことだった。

デビュー戦から2試合後の、Ｆリーグ2014/2015 powered by ｉｎゼリー 第20節 ペスカドーラ町田戦にてＦリーグ初ゴールをマーク。シーズンの最終節には名古屋オーシャンズから2得点を奪ったものの、年間の得点数は3得点に留まった。

翌2015-2016シーズンはＦリーグの舞台で初のハットトリックを決めながら、年間で9得点を奪取し、シーズン後半にはゲームキャプテンを務めチームを牽引。しかし、続く2016-2017シーズンは、開幕直後こそ2試合連続ゴールを決めたものの、出場機会が減少。再び試練の1年間を過ごした。

そんな岡村は、プレー環境を変えるべく2017シーズン開幕前にフウガドールすみだへの移籍を決断。移籍初年度から自身初の2桁得点をマークする活躍を魅せた。さらにはチームのハロウィン企画で映画「スター・トレック」のスポック船長に扮したコスプレを披露するなど、ピッチ内外でファン・サポータの心をがっちりと掴み、6年間プレー。そして、キャリア10年目となるこの2022-2023シーズンをもって“フウガファミリー”からの卒業を発表した。

11日の引退発表後、1月13日に行われたＦリーグ2022-2023 ディビジョン1 第19節では、自身の古巣でもある湘南ベルマーレと対戦。栗本博生から受け取ったキャプテンマークを巻いてピッチに立ち、2-1で勝利を収めた。

2月4日（日）に行われるリーグ最終節は、ホームアリーナ・墨田区総合体育館にボルクバレット北九州を迎える。
Fリーグとしても2022-2023レギュラーシーズンの最終カードにあたるこの一戦。“岡村船長”の新たな船出に、勝利という花を添えることができるか。

リリースは以下の通り

この度、岡村康平選手が2022-2023シーズンをもってフウガドールすみだを卒業することとなりましたのでお知らせいたします。

背番号 ： 2
氏名 ：岡村 康平（おかむら　こうへい）
ポジション ： FP
生年月日 ： 1987年4月20日
身長/体重 ： 175 cm / 70 kg
Fリーグ通算：182試合/41得点

岡村康平選手からのコメント ：

2022-23シーズンをもちまして、THE ROCK 岡村康平はフウガドールすみだを卒業します。

6年間、プレーをさせていただき、そして応援してくださってありがとうございました。

チームを運営してくれるスタッフ陣、チームを支えてくださるスポンサーの皆様、応援してくださるファン・サポーターの皆様、チームメイト・勤め先の理解・家族の理解、すべてに感謝しています。
多くの方の支えが無ければ35歳までプレーをすることはできなかったです。この感謝の気持ちを残りの少ない時間ですが、返せるように頑張ります。

最後にフウガでフットサル選手として活動ができて幸せでした。6年間本当にありがとうございました。

■次節試合日程

2月5日（日）