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【代表戦後コメント】エースとしてフットサル王国に挑み、悔しさを味わった清水和也。「結果は、なんというか、申し訳ない気持ちがあります」

9月15日、島根県・松江市総合体育館で日本代表vsブラジル代表の国際親善試合が行われ、日本は1-5で敗戦した。

今シーズン、スペインから帰国し、エースとしての活躍が期待される清水和也は、ブラジルと対峙して何を感じ、この結果をどう受け止めているのか。

個人としては4年ぶりの国内での代表戦だったが、満足のいく結果にならなかったが、日曜日に豊田での第2戦が控えている。清水に敗戦を振り返ってもらうと共に次の試合への思いを聞いた。

本当に細かいところで成熟していかないと

──久しぶりの国内での日本代表戦。どんなことを思いましたか?

会場に着いた瞬間にもう代表戦のムードでした。個人的には(2018年に)東京・大田区総合体育館と富山・富山市総合体育館で戦ったアルゼンチン戦以来の代表戦だったので、すごく気持ちが昂りましたし、この試合を楽しみにしてくれている人たちがいることを感じました。

ただ結果は、なんというか、申し訳ない気持ちがあります。ブラジルに押し込まれている時にも、目を輝かせて観てくれている子どもたちに、少しでも感じてもらえる試合をもっとできたのではないかと思います。結果にこだわった部分もあるにもかかわらず、試合を難しくしてしまったことに責任を感じます。

やはり自分たちができることはピッチで体現して、フットサルの魅力を発信し続けることです。まだ豊田での試合が残っています。この島根でできなかったことを成し遂げるチャンスがあるので、いい準備をして、そこに向けて勝利を目指してやっていきたいと思います。

──もっとブラジルの“本気”を出させることをしたかった。

そうですね。第2ピリオドはだいぶ、疲労もあったり、相手の好きなことをやらせないことはできたとも思いますし、チャンスも増えてきたなかで、第2ピリオドのスコアは1-1、第1ピリオドは0-4でした。本当に第1ピリオドの出来がすべてだったと思います。

それを踏まえて修正していかないといけないですし、またコンディションが上がったブラジルでくると思うので、もっとアグレッシブにこちらもやらなければいけません。

──第1ピリオドの特に序盤は、清水選手もうまく入れていなかった?

いえ、スペインでやっていた選手もいますし、どのタレントがこうやってくるというイメージはできていました。ただ受けに回ってしまった。0-2になってから、リスクを取らずにまずは守備からというところでエラーが重なった部分があります。そこで盛り返せなかったことが一番。ファウルもそうですけど、危ないところで止める、こっちはリスクを冒すなど、本当に細かいところで成熟していかないといけない。

あとはボールと人をもっと動かさないと、かなり引いて守ればいいという感じが相手にはあったので、ピヴォを使うどうこうではなく、相手を動かして隙を作ることが必要なのかなと。それで最後は本当に細部の部分なので、セグンドに走ることなどをもっとやらないといけないと思っています。ただ今日負けたから終わりということではありません。

ここから先を見据えているので、しっかり修正するチャンスがあるので、今は次の試合に向けてどれだけ準備できるかなと思います。

──3失点目は自陣の守備の中央に立った清水選手のマークが外れて、縦で受けられた場面でした。マークを受け渡そうとしてしまった?

個人的にはサイドの選手に対して、中に進入されたときにはカバーリングを含めて少し絞っておかないといけないなかで、自分のマークを捨ててというか、僕は相手にパスを出させるイメージでプレスをかけに行ったのですが、あの状況、自分たちのラインの高さ(に応じた守備)を見返さないといけないと思います。

結果、マークを捨てたところで、中を使われ、失点しました。原則的にはマンツーマンですし、あの場面は自分が「味方を助けないといけない」という判断で捨てたので、そこに対しての後悔はないですけど、それが適切な判断んだったかというと、もう一回、状況を含め見直さないといけない。

強いていうなら、サイドでもう少し中に行かせない対応をすべきですし、後半はそれができて、逆にわざと(アラから逆アラへと)飛ばさせるパスを出させてプレスをかけにいけていたので、間合いなどもチームメイトと話して修正していかないといけないですし、自己判断で捨てたなかで責任を負わないといけない。あれはどうだったというディスカッションもそうですけど、次に同じことをおかさないことが必要だと思うのでしっかり映像を見て、どんな対応が必要だったか話したいと思います。

──昨年のワールドカップでは、フィジカルが高い相手と競り合うスペインリーグ仕様の体を作り上げてブラジルと戦い、逆に今回は、アジリティに優れる日本のフットサルに適応するためにFリーグ仕様の体作りをして、ブラジルと戦いました。印象として、ブラジルを相手にキープ仕切れず弾かれるシーンも多かった。

今回に関しては相手に引かれた面があって、狭いスペースで受けなければいけないなかで、フィクソにはかなり強く当たってこられた印象です。W杯では相手もかなり前からプレスをかけてきたので、キープする時間もあり、フィクソもリスクをおかさない守備の対応をしてきていました。

──今回はかなり挟み込まれていました。

そうですね。真ん中を使った際にはかなり挟まれましたね。そこでの球離れもそうですけど、どうしても真ん中を攻略していかないと攻め手がサイドでの1対1だけになってしまう。試合中もどう攻略するかを話しました。全てがうまくいくわけではないので第2ピリオドは、間で取られたシーンを含めてもっと修正できて、シュートできるチャンスもあったと思います。相手に引かれた際に、どの位置でシュートを打つのかもそうですし、ただ打って相手にキャッチされて相手ボールになるのはもったいないですし、どこまでそういったことを考えながらセットでプレーできるかですね。

──清水選手にはわかりやすい結果、ゴールやスーパープレーで魅せることも求められると思います。改めて意気込みを聞かせてください。

純粋に自分がどれだけ相手の脅威になれるかというところが、求められていますし、そこには自分だけでは到達できないので、仲間のサポートを含めてやっていかないといけない。単純にブラジルに勝つには、今日のような試合展開にしないことが大事なので、プレスを含めて違ったゲームにしたい。豊田もチケットがソールドアウトということなので、ホームのなかで初勝利を目指して頑張りたいと思います。

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