渡邊雄太(写真:AP/アフロ)

NBAに生き残るため結果が欲しい渡邊雄太、強豪ティンバーウルブズに挑む

渡邊雄太(写真:AP/アフロ)
2月29日、NBAウェスタンカンファレンス「ティンバーウルブズ対グリズリーズ」の一戦が行われる。

ウェスタンカンファレンスで最も勝率の高いティンバーウルブズが相手なだけにグリズリーズにとっては厳しい試合となることが予想されるが、敗戦となればチームは3連敗となるだけに勝利を収めたいところだ。

渡邊雄太にとってもNBA選手として生き残るために非常に重要な試合となる。

残りのシーズンでインパクトある活躍が必須な渡邊雄太

NBAのレギュラーシーズンは82試合だ。

渡邊雄太所属のグリズリーズは58試合を消化20勝38敗とプレーオフ出場が不可能に近い。

シーズン途中で古巣のグリズリーズにトレードされ渡邊は、フェニックス・サンズで出場機会に恵まれていなかったが、グリズリーズでは以前よりも出場できるようになっている。

しかし、残り試合が24試合となっているため、アピールの時間はそれほど多いともいえない。

2月27日に行われたネッツ戦では、21分39秒の出場時間を与えられており、結果が出せれば安定した出場時間を確保できる可能性がある。

ネッツ戦では豪快なダンクを決め4リバウンドも記録したが、出場時間に対しての数字は物足りないものだった。

チームも大敗しており、このような状態が続くようならば来季の契約を勝ち取ることはできないだろう。

29歳と決して若くなく、本人もNBAでの残り時間が少なくなってきていることを自覚している。

チームは各選手がスタッツを稼ぐためにわがままにプレーしているため、なかなか渡邊に良い形でボールが回ってこない。

そういった意味でも、少ないチャンスを決めきる勝負強さが求められるといえるだろう。

日本バスケット界のためにも、渡邊には1年でも長くNBAの舞台でプレーしてもらいたいものだ。

八村塁は今シーズンキャリアハイとなる36得点を記録するなど、好調を維持している。

八村と同等の活躍は正直難しいが、なんとか来シーズンもNBAでプレーできるような活躍をしたいところだ。

残り24試合で3Pを含むアウトサイドのシュートを40%以上決められるようになれば、来シーズンもNBAでプレーできるはずだ。

果たして渡邊は強豪ティンバーウルブズ戦で結果を残すことができるのか、そのプレーに注目しよう。

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