八村塁(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

レイカーズ敗戦も八村塁が29得点の大活躍!FG76.5%、3P60%と高水準のプレーを披露

八村塁(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
3月7日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ対サクラメント・キングス」の一戦が行われ、120-130でサクラメント・キングスが勝利した。

この試合にスターターとして出場した八村塁は29得点と大活躍。

レイカーズを勝利に導くことはできなかったが、個人としては絶好調を維持している。

NBAで確かな存在感を放つ八村

2024年に入り、八村塁の存在感は確実にUPしてきている。

平均得点こそ12.5ポイントとそれほど高くないが、スタメンに起用されるようになってからは平均15.1ポイントと高水準となっている。

特筆すべきはFG52.5%、3P41.5%とNBAでも上位に入る成功率を記録していることだろう。

3Pシュートも打つことができインサイドも強い。

豪快なダンクを1試合で何本も決められる華もあるため、チームの雰囲気をUPさせることも可能だ。

さらには常にスティールも狙うことができるため、まさにオールラウンダータイプの選手となっている。

レイカーズでレブロン・ジェームズという偉大な選手と共にプレーできているため、確実に選手として成長している。

大黒柱の1人であるアンソニー・デイビスは視野が広く、八村の動き出しを見逃さずしっかりとパスを出してくれる。

残る課題は「安定性」か

すでにNBAではミドルクラスのレベルに到達しているといっても過言ではない八村だが、あとは「安定性」さえ身につけることができれば、ワンランク上の選手としての評価を得ることができるだろう。

3月3日のナゲッツ戦で23得点、7日のキングス戦で29得点を記録しているが、1日のウィザース戦は8得点、5日のサンダー戦は7得点に終わっている。

4試合ともスターターとして出場しているため、「好不調の波がある選手」といった印象がまだあるのも確かだ。

レブロンやドンチッチ、アデクンボといったランキング上位常連となる選手たちは、人間である以上好不調の波はあるものの、不調時でも15点以上とれる強さと上手さがある。

この好不調の波を一定以上安定させることができれば、シーズンを通して平均得点を15点以上(八村のポテンシャルを考えれば20点に近い数字)を残すことができるはずだ。

残り18試合、八村がどのような活躍を見せてくれるのか。

そしてレイカーズがプレーオフに出場できるかどうかにも注目だ。

関連記事