バスケットボールの各ポジションの名称や役割
バスケットボールをプレーする際は、「ポジション」をしっかりと把握しておかなければなりません。
観戦する場合も、バスケットボールの各ポジションを把握できていればより面白さが増すはずです。
「5対5」で戦うスポーツですが、1人1人の役割はかなり異なります。
この記事では、そんな「バスケットボールの各ポジションの名称や役割」について解説していきたいと思います。
バスケットボールの各ポジションの名称や役割
バスケットボールには、主に5つのポジションが存在します。
稀に同じポジションのプレイヤーを2人出場させることもありますが、基本的には各ポジションが1人ずつ出場するような形となります。
それでは、具体的に各ポジションの名称と役割を挙げていきましょう。
ポイントガード(PG)
ポイントガードは、主にバックコート(自陣)からフロントコート(敵陣)にボールを運んだり、司令塔としてフォーメーションの指示を出す役割を担っています。
「1番」や「リードガード」と呼ばれることもあります。
自ら得点を狙うケースも稀にありますが、基本的にはドリブルとパスが主体となります。
それゆえに、背が低くスピードがありテクニックに優れたプライヤーがこのポジションでプレーします。
NBAでは過去にアンファニー・ハーダウェイのように200㎝を超えるポイントガードも存在しましたが、平均では189㎝(靴込)程度となっています。
ハーダウェイの他にも、ジョン・ストックトンやステファン・カリー、マジック・ジョンソンなどが挙げられます。
『スラムダンク』で言えば、160㎝台ながら圧倒的なスピードで活躍した宮城リョータがこのポジションを担っていました。
日本では170センチ台や180センチ台のプレイヤーが多くなっています。
シューティングガード(SG)
シューティングガードは、主に3ポイントシュートなどのアウトサイドシュートやドライブからの得点を奪う役割となります。
「2番」や「セカンドガード」と呼ばれることもあり、場合によってポイントガードを補助する役割を担うケースもあります。
バスケットボールの神様と言われたマイケル・ジョーダンなど、バスケットボールの中で最も花形のポジションです。
NBAでは、ジョーダンの他にもレジー・ミラーやジェームズ・ハーデン、コービー・ブライアントなどが挙げられます。
『スラムダンク』で言えば、スリーポイントの名手である三井寿がこのポジションを担っていました。
NBAでの平均身長は約195㎝となっています。
日本国内では、180㎝台のプレイヤーが多くなります。
スモールフォワード(SF)
スモールフォワードは、主にペイント内や3ポイントラインの外側など双方で得点を奪う役割となっています。
インサイドとアウトサイドの両方をこなさなければならないので、スピードだけでなくパワーも必要となります。
まさに「オールラウンダー」タイプの選手しか担えないポジションであると言えるでしょう。
NBAでは、スコッティ・ピッペンやレブロン・ジェームズが挙げられます。
『スラムダンク』で言えば、桜木花道のライバルである流川楓がこのポジションを務めていました。
NBAでの平均身長は約200㎝となっています。
日本国内では、180㎝後半~190㎝台のプレイヤーが多くなります。
パワーフォワード(PF)
パワーフォワードは、主にミドルレンジやゴール下で得点を奪ったり、リバウンドを取ったりする役割となります。
フィジカルの強さが必須であり、パワーがなければ全く活躍することはできないでしょう。
日本人としてNBAで活躍している八村塁選手もこのパワーフォワードのポジションです。
NBAのスター選手では、カール・マローンやティム・ダンカンなどが挙げられます。
『スラムダンク』で言えば、主人公の桜木花道がこのポジションでプレーしていました。(ちなみに桜木花道ノモデルとなったのはかつてシカゴブルズなどでプレーしたリバウンドマシンのデニス・ロッドマンです)
NBAでの平均身長は約206㎝となっています。
日本国内では、190㎝台から200㎝程度のプレイヤーが多くなります。
センター(C)
センターは、主にゴール下で得点を奪ったり、リバウンドを取ったりする役割となります。
最も背が高くパワーのある選手が適していて、このポジションが活躍するだけでチームの安定感が大きく向上します。
NBAで言えば、シャキール・オニールやドワイト・ハワードなどが挙げられます。
『スラムダンク』では、湘北高校のキャプテンを務めた赤木剛憲が挙げられます。
まさに大黒柱となる選手がこのポジションにふさわしいと言えるでしょう。
NBAでの平均身長は211㎝となっています。
日本国内では、200㎝台のプレイヤーが多くなります。
まとめ
今回は、「バスケットボールの各ポジションの名称や役割」について解説してきました。
ここで挙げたように、各ポジションはその役割が大きく異なり、その役割に合わせて適した身長やスピード、パワー、シュートレンジが必要不可欠となります。
ぜひこれらの特徴を踏まえてプレーしたり観戦してみてはいかがでしょうか?、
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