驚異的な3ポイント成功率の八村塁を米メディアが絶賛!指揮官はさらなる成長を期待「すべてのポジションのスキルを」
ワシントン・ウィザーズの八村塁は今年1月9日のオーランド・マジック戦で今季初出場を果たして以来、毎試合のようにコート上で力強いプレーを見せている。僅かとなったレギュラーシーズン、低迷するチームの中にあっても、その攻撃的な姿勢は勢いを増し、さらに高い精度で得点を重ねる3ポイントシュートが新たな武器として定着した感が強い。
プロ3年目のシーズンを戦う八村について、米ワシントン州のニュースメディア『SWX Rght Now』でも特集記事を配信、成長を遂げた姿にフォーカスしている。
「長期離脱を経て、新たな一面を発見したルイ・ハチムラ」と銘打たれた記事の中では、「3Pシュートに対する自信が持てるようになった」と、八村本人によるシュートスキルへの手応えの言葉を伝えている。ここまで成功率が50.8%(3月13日時点)と驚異的な数字を示す3ポイントは個人、そしてチームにとって大きな武器となっていることは間違いない。
同メディアも「少なくとも一時的には、驚きの3ポイントシュートマシンを手に入れたことになる」と、そのプレースタイルを表現している他、「チームメイトも彼の3ポイントの爆発をみて、さらにアグレッシブにオフェンスするようにと勧めている」と、チーム状況に変化が表れたと述べている。
一方で、「ハチムラのセールスポイントは常にディフェンスであり、その点ではアンセルドはまだ進歩を求めている」と指揮官の見解も報じており、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチによる「身体的能力の向上と、5つのポジションすべてのスキルを身に付けることを望んでいる」というコメントも掲載し、これまで同様、攻守での成長が必要と指摘した。
また、現在欠場中のチームメイト、ブラッドリー・ビールも「ルイは特別なことは何もしていない。彼は普通通り、ハードにプレーし、自分の仕事をし、競争を続けていくべきだ」と、大きな変化を求めないとしている。
記事の中では他にも「このフォワードの次の大きな飛躍は、物理的なものよりも精神的なものになるだろう。彼はさらにNBAでのプレーや、戦う上でのメンタルも学ばなければならない」と、八村の今後への期待も綴っている。
ファン、指導者、チームメイトなど多くの声に応えながら、世界最高峰の舞台で戦い続ける八村。日々、フィジカル、メンタルの両面でのさまざまな経験を重ねながら、24歳はNBAトッププレーヤーへの階段を上っていく。
構成●THE DIGEST編集部
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