「間違いなくプレーオフには行くだろう」シャックがレイカーズ浮上を予想。一方で優勝は「たぶんしない」<DUNKSHOOT>
ロサンゼルス・レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2枚看板が出場しながら、2月に入ってミルウォーキー・バックス、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に3連敗を喫し、26勝31敗と借金は今季ワーストの「5」に膨らんだ。
フランチャイズOBのシャキール・オニール(シャック)は、プレーオフ進出は堅いと考えつつも、古巣の優勝には否定的な考えを示している。
レイカーズと言えば、開幕前は優勝候補の筆頭だった。レブロンとデイビスに加え、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとベテランのスターを補強し、“スーパーチーム”と呼ばれた。しかし、蓋を開けてみれば、ウエストブルックの苦戦、レブロンとデイビスの負傷離脱などにより、ケミストリーを構築できず、波に乗れないシーズンが続いた。
現地時間1月25日のブルックリン・ネッツ戦を最後に、再び勝率5割を下回り、2度の3連敗を含む3勝7敗と一気に調子を落としているレイカーズ。バックスやウォリアーズに敗れたのはまだしも、主力不在のブレイザーズにもレブロンとデイビスがいながら力負けし、1980年代の栄光の時代を知るOBのジェームズ・ウォージーは、「今まで見てきたなかでもどん底」と現チームの低調ぶりに苦言を呈したほどだった。
プレーイン・トーナメント進出圏外の11位ニューオーリンズ・ペリカンズとは3ゲーム差あるとはいえ、ウエスタン・カンファレンス9位と油断はできない状況。それでも、2000~02年にレイカーズでコビー・ブライアントとともに3連覇を成し遂げたシャックは、『TMZ Sports』のインタビューで、このように答えている。
「レイカーズは間違いなくプレーオフには行くだろう。彼らはどのように記憶されたいか、決めないといけない。問題は彼らが高齢なチームということだ。リーグでは若い選手たちが台頭している。レイカーズがエネルギーを爆発させることができれば、対戦相手も退けることができるだろう」
もっとも、プレーインを勝ち上がってポストシーズンに進んでも、現状では1回戦でフェニックス・サンズやステフィン・カリーらを擁するゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦することが濃厚。「レイカーズは優勝すると思う?」との問いに、シャックも「たぶんしないね」と即答している。
レブロンも37歳と徐々に引退の時が近づくなかで、名門レイカーズはここから巻き返すことができるのか。
構成●ダンクシュート編集部
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