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「彼は主人公になることを優先した」エンビードが“元相棒”と“新相棒”に言及「優勝の可能性は高まった」<DUNKSHOOT>

エンビードがコンビを解消したシモンズ(右)について語った。(C)Getty Images
 フィラデルフィア・セブンティシクサーズにとって昨年オフから続いていた“ベン・シモンズ問題”は、2月10日、ブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンとの交換トレードでついに幕引きとなった。

 あとはそれぞれが前進していくだけだが、その渦中にいた選手やコーチ、関係者らは思うところが多分にあるはず。シクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードは2017年からコンビを組んでいたシモンズについて、「恐らく、彼は自分がチームの主人公になること、そして恐らくスターであることを優先したのだろう。勝利が最大のファクターでなかったのは残念だった」と振り返った。

 無論、エンビードはシモンズに恨みつらみをぶつけたいわけではないだろう。自身がすべてにおいて勝利だけを優先している中、単に自分と同じ方向を向いていなかったという事実を述べただけに過ぎない。

 シモンズとのコンビに終止符を打ったエンビードだが、ハーデン加入について「優勝の可能性はさらに高まった」とコメント。27歳の大黒柱にとってすべての基準は“優勝”なのだ。
  シクサーズのドック・リバース・ヘッドコーチは、トレード成立後にハーデンと数回話したというが、現時点でシクサーズでのデビュー戦は決まっていないという。ハーデンは今季ネッツで平均22.5点、8.0リバウンド、10.2アシストをマークしているものの、ハムストリングを痛めて2月4日から欠場。そのため指揮官は「コートに立たせる前に、彼の状態を正しく確認したい」と語っていた。

 なお、シクサーズは今週末に行なわれるオールスターまでに、16日にボストン・セルティックス、18日にミルウォーキー・バックスとの対戦が組まれている。

 このタイミングでエンビード&ハーデンという新しいデュオがお披露目となるか。MVP級の活躍を披露しキャリアの絶頂期を迎えつつあるエースのため、そして1983年以来となる優勝を成し遂げるために、大きな決断を下したシクサーズに、多くのファンが注目している。

構成●ダンクシュート編集部
 

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