【NBA】八村塁がバックス戦で8得点、3リバウンド。ウィザーズは王者相手に健闘も6連敗…<DUNKSHOOT>

八村は8得点、3リバウンド、2アシストをマーク。守備では多くの時間帯でアデトクンボ(右)とマッチアップした。(C)Getty Images
ワシントン・ウィザーズは現地2月1日、ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで前年王者のミルウォーキー・バックスと対戦した。

5連敗中のウィザーズはエースのブラッドリー・ビールが左手首を痛めて欠場。先発はスペンサー・ディンウィディー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマ、トーマス・ブライアント、ビールに代わってアーロン・ホリデーがスタートした。

第1クォーター序盤、ウィザーズはバックスのボビー・ポーティスに9得点を許し2−11とスタートダッシュに失敗。残り7分には5−20と15点差をつけられたが、終盤に10ー2のランを仕掛けて20−24で最初の12分間を終了。八村塁は残り4分半に登場し、ハウル・ネトの3ポイントをアシストした。

第2クォーター、残り10分半に八村はフリースローを2本中1本決めて初得点をマーク。その後ウィザーズはクーズマの個人技などで得点を重ねていくが、バックスのオフェンスを止めることができず、40−53と13点差で前半を終える。

第3クォーター、コールドウェル・ポープの3ポイントプレーやクーズマの3ポイントなどで徐々に点差を縮めていく。残り3分半にコートインした八村は、直後にディンウィディーのパスからリバースレイアップを成功。残り1分にはクリス・ミドルトン相手にジャンパーを決め、ウィザーズは73−78と5点差で最終クォーターへ。
第4クォーター、ウィザーズはモントレズ・ハレルの連続得点で1点差に詰め寄り、残り10分に八村のパスから再びハレルが加点し79−79の同点に。さらに残り8分には八村が3ポイントを沈め、この日初のリードを奪った。

バックスはタイムアウト後、ヤニス・アデトクンボが躍動。スローインからアリウープで1点差とすると、直後には八村のファウルを誘って3ポイントプレーを決めて再逆転。ウィザーズは一時7点差をつけられたが粘りを見せ、ディンウィディーとコールドウェル・ポープの連続3ポイントで1点差とする。

しかし自力で勝るバックスはドリュー・ホリデーの3ポイント、アデトクンボのオフェンシブ・リバウンドからボビー・ポーティスがレイアップを決めてリードを広げる。八村は残り3分にコートに立ったものの流れは変えられず、終盤にバックスに17ー4のランを許したウィザーズは98−112で敗れた。

ウィザーズは25得点、11リバウンド、コールドウェル・ポープが12得点、ハレルが20得点、5リバウンド、ディンウィディーが7得点、7リバウンド、9アシストをマーク。

八村は20分の出場で8得点、3リバウンド、2アシスト、1スティール、フィールドゴール60%(3/5)、3ポイント33.3%(1/3)、フリースロー50%(1/2)を記録。出場時はアデトクンボにマッチアップする時間帯も多かったが、2度のMVPは33得点、15リバウンド、11アシストのトリプルダブルと爆発し、チームを勝利に導いた。

6連敗で23勝27敗(勝率46.0%)となったウィザーズは明日、敵地でイースタン・カンファレンス3位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(31勝19敗/勝率62.0%)と対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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