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吉田正尚と大谷翔平メジャー初対決も無安打で打率低下、WBCの影響による心身の負担が出始めたか

写真:吉田正尚(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4月17日、メジャーリーグ「レッドソックス対エンゼルス」の一戦が行われ、2-1でレッドソックスが勝利した。

レッドソックスの吉田正尚は6番指名打者で先発、エンゼルスの大谷翔平は3番指名打者で先発となり、侍対決が実現したが両者ともに無安打となり、打率を落とした。

徐々に成績が落ち始めているだけに、WBCによる心身の疲労が影響している可能性も考えられる。

太ももの怪我から復帰の吉田はまだ本調子とはいかず

これもやはりWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の影響なのか。

吉田正尚は右太ももの裏の怪我により数試合欠場しており、この日は5試合ぶりの出場となった。

結果は2打数無安打1死球となり、復帰間もないことからまだ本調子とはいかないようだ。

これまでも多くの選手がWBC後に怪我や調子を崩している。

村上宗隆は打率.188、山田哲人も.220、中村悠平も.139となるなど、WBCに参加した野手の多くが不調に苦しんでいる。

また、松坂大輔やイチロー、川崎宗則など、かつてWBCに参加した後に故障や体調不良となった選手も多い。

やはり大きなプレッシャーのかかるWBCは、選手に大きな負担を与えてしまうのだろう。

シーズンに良い影響を与えるケースはあまり多くないと言える。

特に吉田は今シーズンからメジャーリーグに挑戦する立場であるがゆえに、さらに状況は難しかっただろう。

メジャー初本塁打はすでに放っているものの、打率は.216とあまり良い数字とは言えない。

シーズン当初は4番を任されていただけに、打率や長打力、本塁打のいずれかの数字を突出させる必要がある。

大谷翔平の打撃も徐々に不調に

連続試合出塁が36で止まってしまった大谷翔平も、打撃では徐々に失速してきている。

シーズン当初は好調で3割を超えていた打率も、.288に下がっている。

「打撃は水物」とは言われているが、同じくWBCでフル稼働したエンゼルスのマイク・トラウトの打率も下がってきていることを考えれば、やはりWBCの影響が出始めていると言える。

先日には監督から意図的に2連休を与えられた大谷。

投打の両方でプレーするため、その負担は他の選手よりも大きく、いつ故障してもおかしくない状況だっただけに、休暇を与えたことは素晴らしい判断だったと言えるだろう。

はたしてこのままWBC組は調子を崩していってしまうのだろうか。

今後の成績に注目しよう。

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