大谷翔平、5勝目を自らの特大9号で援護、4安打爆発も審判のストライク判定に苦しみサイクル安打ならず
大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
5月16日、メジャーリーグ「オリオールズ対エンゼルス」の一戦が行われ、5-9でエンゼルスが勝利した。
この試合に先発した大谷翔平は、7回を投げ3被弾を含む5失点を喫したが、打線が爆発し今季5勝目を挙げた。
打撃では自身の特大3ランで追加点を奪うなど4安打を放ち、サイクルヒットの可能性もあるなど大活躍となった。
あわや場外ホームランの139メートル特大弾とサイクルヒットのチャンスなど大活躍
4試合ぶりとなる9号本塁打は、あわや場外ホームランとなりそうなほどの飛距離だった。
4回の第3打席初球を完璧に捉え、打球は右中間に高々と舞い上がった。
139メートルの飛距離となったこの1本は、打った瞬間にスタンドインするのが確信できるほどだった。
この日はさらにサイクル安打の可能性もあり、実現すればメジャーリーグ初の投手によるサイクル安打達成だった。
2塁打を放てば偉業達成となり、7回、9回と2回のチャンスがあったが、いずれも審判がボール球をストライク判定としてしまう。
カウントが悪くなり、結局2塁打を放つことができなかった。
とはいえ、本塁打を含む4安打と大爆発し、自身の5勝目を自ら援護した。
シーズン4分の1で既に5勝&9本塁打、打率も3割復帰
投手としては、3被弾を浴び5失点を喫し防御率も3.23に上がるなど、あまり活躍できなかったが、それでも5勝目を挙げることに成功した。
シーズンはまだ4分の1程度しか経過していないため、このペースでいけば年間20勝達成の可能性もある。
さらに打撃の方では、9本塁打とこちらも昨年同様35本ペースとなっている。
しかし、打率は2021年の.257や2022年の.273を大きく上回る.303となっており、打点も100点以上のペースであることからも、キャリア最高のシーズンになる可能性がある。
MVPを争うジャッジは右股関節痛で10日間の故障者リスト入りしていることからも、大谷が活躍を続ければ2度目のMVP獲得も見えてくるはずだ。
果たしてこのペースで勝利と本塁打を量産していけるのか、今後の大谷に注目だ。
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