ドジャース、大谷翔平と山本由伸、グラスノー獲得もメジャーリーグのパワーランキング2位に
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
1月2日、記者投票による「MLBパワーランキング」を大リーグ公式サイトが発表した。
大谷翔平や山本由伸、グラスノーが加わったドジャースは、ブレーブスに次ぐ2位だった。
約11.6億ドル(約1650億円)の補強もランキングでは2位に
大谷翔平を7億ドル(約1000億円)、山本由伸を3億2500万ドル(約460億円)、グラスノーを1億3650満ドル(約190億円)という大金を使い投打両方を補強したドジャース。
しかし、記者投票によるパワーランキングではブレーブスを下回る結果となった。
要因として挙げられるのは以下のポイントだろう。
「ブレーブス」
・メジャー通算120勝(防御率3.10)の左腕クリス・セールをレッドソックスから獲得
・昨シーズン打率.337、盗塁73本、打点106点、本塁打41本というロナルド・アクーニャの存在
・昨シーズンのチーム打率メジャートップ(.276)、本塁打トップ(307本)、打点トップ(916点)、安打数トップ(1543本)というチーム全体の攻撃力の高さ
「ドジャース」
・昨シーズンのチーム打率7位(.257)本塁打2位(249本)打点2位(877点)安打数8位(1422本)とメジャー屈指ながらブレーブスには劣る
・山本由伸、グラスノー獲得で投手陣強化もクレイトン・カーショーが肩の手術で復帰に時間が掛かる(FAによる移籍の可能性もあり)
・大谷翔平が手術明け、山本由伸はメジャー未経験、グラスノーも故障がちという不安要素あり
チーム防御率に関してはブレーブスが4.14(15位)、ドジャースが4.06(13位)とそれほど高くないが、打撃面では両チームともメジャー屈指の破壊力を持っている。
ドジャースは大谷が加入したとしてもブレーブスの打撃陣にはわずかに及ばないと判断した記者が多かったということだろう。
3位以下も強豪ぞろい、ドジャースのワールドシリーズ制覇は簡単ではない
MLBパワーランキングの3位以下は以下の通り。
3位 レンジャーズ
4位 オリオールズ
5位 フィリーズ
6位 アストロズ
7位 レイズ
8位 ヤンキース
9位 ダイヤモンドバックス
10位 ブルージェイズ
いずれも強豪球団であり、プレーオフの常連であることからも、ドジャースのワールドシリーズ制覇は思った以上に難しいといえるだろう。
大谷&山本の活躍でワールドシリーズ制覇を実現できるのか、今シーズンのドジャースに注目しよう。
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