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ダルビッシュ有がいよいよ本調子に、ブリュワーズに敗戦も圧巻の7回1失点12奪三振で調子上向き

写真:ダルビッシュ有(USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4月17日、メジャーリーグ「パドレス対ブリュワーズ」の一戦が行われ、1-0でブリュワーズが勝利した。

本拠地での先発となったパドレスのダルビッシュ有は、7回を1失点12奪三振という圧巻の投球を披露するも味方打線の援護がなく敗戦投手となった。

今季はまだ勝星に恵まれていないが、防御率も上向きでまずまずの状態でプレーできている。

36歳となる今季も存在感を見せつけてくれそうだ。

前回の登板からしっかりと修正してきたダルビッシュ有

4月5日に行われた今季初登板で5回1失点の好投を見せたダルビッシュ有だったが、2戦目となる4月11日のメッツ戦では6回5失点と敗戦投手となった。

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも本調子ではなかったため、「ダルビッシュも年齢には勝てないのか」といった声も聞かれるようになった。

1戦目、2戦目共に奪三振数も「3」と「5」となっており、全盛期の頃と比べてキレが落ちていることが分かる。

しかし、今日行われたブリュワーズとの一戦では違った。

立ち上がりの1回には、キレのある変化球で三者連続三振を取る。

その後も単打は何度か打たれたものの、毎回必ず三振を取るなど素晴らしい投球を披露した。

ストレートはあまり使わず、スライダーやシンカー、スプリット、カーブといった変化球中心で組み立てた。

しかし、ストレート自体も150キロ以上出ており、まだまだ力でも勝負できるとも言える。

唯一の失点もボーク判定による進塁と盗塁、そして犠牲フライという流れであり、打ち込まれての失点ではなかった。

降板するまでに12奪三振を奪うなど、「ダルビッシュ有健在」をアピールした。

ダルビッシュはこの2ケタ奪三振で野茂英雄の101回を抜き日本歴代単独2位野記録を達成した。

相手投手の好投により残念ながら今季初勝利はできず

この試合のブリュワーズは、ダルビッシュと同い年のメジャー通算100勝を達成しているウェード・マイリ―が先発投手だった。

7回を投げて無失点、被安打4と完璧に近い投球を披露し、リリーフ陣も無失点で繋いだ。

1失点での敗戦投手はなかなか精神的にショックを受ける内容だが、この投球をダルビッシュ有が続けることができればおのずと勝ち星は増えていくことだろう。

WBC前から調整に苦しんできたダルビッシュが、いよいよ本調子になってきた。

今後も日本が誇るレジェンドの躍進に期待しよう。

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