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パドレスのダルビッシュ有、5回1失点も勝敗付かず メジャー11年目の挑戦が始まる

写真:ダルビッシュ有(USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4月5日、メジャーリーグのナ・リーグ「パドレス対ダイヤモンドバックス」の一戦が行われ、8-6でダイヤモンドバックスが勝利した。

この試合、パドレスのダルビッシュ有が今季初登板し5回1失点と好投したものの、救援陣が打たれ勝利投手にはなれなかった。

しかし、ダルビッシュ個人としては、制球に苦しむ場面もあったが、シーズンインとしてはまずまずの結果であると言えるだろう。

ダルビッシュ有36歳、メジャー11年目の挑戦が始まる

ダルビッシュ有は、これまで数々の栄光を掴んできた日本を代表する野球選手だ。

日本では、沢村賞1回、最優秀選手2回、ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞2回、最優秀投手1回、最優秀防御率2回、最多奪三振3回など華々しい活躍をしてきた。

2012年にメジャーリーグに活躍の場を移してからも、オールMLBファーストチーム選出(2020年)、最多勝利1回、最多奪三振1回など結果を残してきた。

気付けばメジャーリーグで10年間も戦い続けており、今季11年目のシーズンを迎えている。

36歳となったダルビッシュは、確実に全盛期は過ぎており、それほどプロ選手として長い時間は残されていないだろう。

今季はWBCへの参加による疲労も残るため、例年よりもさらに難しい1年となるかもしれない。

それでも初登板となったこのダイヤモンドバックス戦で5回1失点と好投するあたり、さすがダルビッシュ有だと感心させられる。

91球で被安打3、四球6、1失点という内容は、「ダルビッシュ有健在」をアピールするには十分な結果であると言えるだろう。

WBC優勝に大きく貢献したダルビッシュ

見事優勝を果たしたWBCでは、ダルビッシュ自身は満足のいく出来ではなかった。

数字としては、3度登板し6回を投げて失点5の防御率6.00だった。

しかし、それ以上にチームの雰囲気作りにおける貢献度はずば抜けていた。

宮崎キャンプから参加し、メジャー組と国内組の垣根をなくそうと努力し、フォームやWBC球、時差ボケ対策など多くの選手にアドバイスを行った。

食事会を開きチームを団結させるといったリーダーシップも取り、それでいて大会中は大谷翔平をチームの中心に立てて自らは引き気味にチームを支えた。

WBCを通じて、再度ダルビッシュ有が素晴らしい野球人であることに気が付いた日本人は多かったはずだ。

多くのファンが注目する2023シーズン。

ダルビッシュ有11年目のチャレンジを応援しよう。

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