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「重要な契約だった」地元メディア、菊池雄星加入による効果を強調 「キクチがいることで長いシーズンへの対応が可能だ」

FAでブルージェイズ入りした菊池が、高い評価を受けている。(C)Getty Images
2022年、新たにトロント・ブルージェイズの一員となった菊池雄星。昨シーズン終了後にフリーエージェントとなって以降、ロックアウトにより所属先が未定となっていたものの、解除後、真っ先にブルージェイズ入りが決まった事実も含め、メジャー4シーズン目を迎える日本人左腕の価値が決して低くはないことが証明された。

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そしてオープン戦での登板予定の情報も流れる中、現地メディアでは早くもシーズンでの活躍を求める声も聞こえている。ブルージェイズの情報を発信する『Jays From the Couch』では、菊池加入がもたらす今季のブルージェイズ投手陣への影響を論じる記事を配信。「先発の奥の手。トロント・ブルージェイズにおけるユウセイ・キクチの重要性」と銘打たれているように、大きな期待が伝わる内容となっている。

その中で、「キクチとの契約は、ブルージェイズの先発ローテーションにさらなる深みを与える」として、試合日程や、昨季までの先発投手陣の顔ぶれ、さらに菊池のスキルなど、さまざまな要素を挙げ、その理由を述べている。

同メディアは、開幕からの31日間で30試合を行なう過密日程を指摘、また100イニング以上投げることが出来るスターターの必要性なども説いたうえで、「キクチ獲得によりトロントの先発陣の層はさらに厚みを増し、アメリカン・リーグ東地区で優位に立つことが出来るだろう」と見解を示した。
さらに、「ケビン・ゴースマン、アレク・マノア、ホセ・ベリオスという右腕が揃う先発陣にキクチが加わることは貴重であり、左腕のチームメイト、リュ・ヒョンジンよりも速いフォーシームの速球を持っている」として、他の先発陣と比較した上で、菊池の投球スキルも評している。

加えて「2022年という圧縮された日程はもちろん、先発投手の怪我の量とタイミングの歴史からブルージェイズは、キクチがいることで長いシーズンのチャレンジにうまく対処できるだろうことがわかる。キクチはトロント・ブルージェイズにとって重要な契約であった」と、今季のチーム内での位置付けを強調した。

記事では他に「ブルペン陣の負担を減らすことが出来る」と綴られているなど、先発としてイニングを稼ぐことが出来る部分も評価されている。昨年前半に繰り広げた鮮やかなパフォーマンスを、新天地でも見せてくれることを大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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