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「このサウスポーがメッツにとっての可能性だ」FA菊池雄星の獲得にメッツが動くと米報道「ロックアウト前から興味を示していた」

注目を集める菊池の去就。彼の獲得にはジャイアンツも関心を示しているとされているが…。(C)Getty Images
昨年12月からロックアウトが続くMLB。2月22日からレギュラーシーズン開幕の延期を回避するため労使交渉が再開されたものの、現在も話し合いは平行線のままだ。

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新シーズンへの行方が見通せない中、現在、フリーエージェント(FA)となっている菊池雄星の新天地についての情報が現地から聞こえてきている。

米メディア『Sports Illustrated』では、ニューヨークメッツが菊池獲得を目指しているとして、「複数の情報筋によると、ロックアウト終了後、メッツはフリーエージェントの左腕先発投手、ユウセイ・キクチに強い関心を示すとみられている」と報じた。

その理由として、これまで複数メディアがメッツと菊池の関係を取り上げていることを挙げており、「SNY(SportsNet NewYork)のアンディ・マルティーノ記者は、メッツがロックアウト前にキクチに興味を示し、11月に両者が対話を持ったように、このサウスポーがメッツにとっての『可能性』であると最初に報じた」として、地元メディアの見解を引用している。

他にも「MLBライターのマイク・マリノ氏は当初、メッツがロックアウト終了後にキクチのために『ハードに動く』ことが予想されると述べた」と、こちらも識者からの有力なコメントであると伝えている。
また記事の中では「キクチは30歳、メッツのローテーションに加われば、90マイルの球を投げるイニングイーターとして理想的な存在だろう。潜在的にロングリリーフの役割を提供することもできる汎用性の高いオプションだ」と、菊池の投球スタイルなどを高く評価。一方で「2019年にシアトル・マリナーズにやってきたキクチは、キャリア365.2イニングで被本塁打66と、長打を与えやすい体質になっている」と、ウイークポイントも指摘した。

さらに「メッツは開幕前に大リーグの先発をもう一人加えるに違いない。キクチを除くと、先発投手市場は現在手薄だ。先発のフリーエージェント・プールに残っているトップ・ネームはメッツとは縁のない名前だけだ。ニューヨークは、先発投手補強のためにトレードも視野に入れる可能性もある」として、メッツ投手陣の現状にも触れている。

現在も、菊池など日本人選手をはじめ、多くのプレーヤーの動向が注目され続けている。すでにシーズン短縮の可能性も語られてきている混迷のMLB。スプリングキャンプを経ての新シーズン開幕は、まだ見えてきていない。

構成●THE DIGEST編集部

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