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米メディアが開幕4番を予想! “キッカケ”を掴んだ筒香嘉智にロックアウト下で高まる期待

パイレーツで本来の打力を発揮した筒香。そのハイパフォーマンスは今季も大いに期待される。(C)Getty Images
2月23日(現地時間)、MLB機構と選手会の新労使協定を巡る交渉がフロリダ州ジュピターで行なわれたが、またも妥結には至らなかった。予定通りの開幕に向けては2月28日がデッドラインとなっているが、現時点で交渉の進展は見られていない。

選手のみならず、メディアやファンも気を揉んでいる。そんななか、開幕への期待の現れか、米専門メディア『SB Nation』は、筒香嘉智が所属しているピッツバーグ・パイレーツの開幕スタメン予想を行なった。

注目の開幕ラインナップは以下のとおりである。

1番:ケブライアン・ヘイズ(サード)
2番:ベン・ギャメル(ライト)
3番:ブライアン・レイノルズ(センター)
4番:筒香嘉智(DH)
5番:マイケル・チャビス(ファースト)
6番:コール・タッカー(セカンド)
7番:ケビン・ニューマン(ショート)
8番:アンソニー・アルフォード(レフト)
9番:ロベルト・ペレス(捕手)
J.T. ブルベイカー(投手)
ハッキリ言ってしまえば、昨季とほぼ変わらないラインナップではある。だが、今季の開幕予想には、筒香の名前が挙がっている。それも4番で、だ。

昨季の開幕時の筒香はタンパベイ・レイズに所属。しかしながら深刻な打撃不振に陥り、5月にロサンゼルス・ドジャースに移籍。しかし、新天地で成果を上げきれずにマイナー落ちを経験した。

それでも8月からパイレーツに加わると、一気に流れが変わった。本来のパワフルな打力を取り戻した筒香は、出場わずか43試合ながら、打率.268、8本塁打、25打点、OPS.883とハイアベレージをマーク。下位に低迷したチームにあって欠かせない存在となった。

オフシーズンにフリーエージェントとなったものの、「ピッツバーグに戻りたい気持ちがすごく強かった」と年俸400万ドル(約4億5000万円)の1年契約を締結。パイレーツ・ファンからも熱い歓迎を受けた。

ナショナル・リーグに所属しているパイレーツは、昨季までDH制がなかったため、筒香はその時々でファースト、レフト、ライトなど複数のポジションをこなした。しかし、今季から両リーグともにDH制を採用されるため、より30歳のサムライは、より活躍しやすい環境が整えられたと言っていい。

昨シーズン終盤に飛躍のキッカケを掴んだ筒香。来る新シーズンでは、継続して結果を残せるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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